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飾らず寛げる店づくりを大切に、店舗展開を目指す

店名にもなっている「酒解」は、初めて見ると読み方がわからない人もいて、店員とお客様とのコミュニケーションツールにもなっているという。「広辞苑を見ていて『酒解』という酒の神の名前が出てきて決めました。店舗を展開するにあたって、ひらがなにしたり、漢字をバラしたり、妻の実家の能登を加えたり、『酒解』にまつわる店名にしています。1号店が本店でしたが移転することになり、一番新しい千日前の店を『本店』にしたんです」。新しく店舗を出店する際には汚い暖簾のある店に行き、内装などの参考にしているのだとか。「昔から残っているものは大事にしたいんです。古いけど、まだ使えそうな内装や家具があればストックしておいて、出店の時に再利用したりしています。そんな店づくりだから、『酒解』のオーナーは高齢者だと思われているかもしれません(笑)。今後は10店舗まで広げたいと思っていて、人事コンサルタントに入ってもらって社内の制度を整え、社員数も増やしました。これからも飾らず寛げる店づくりを大切にしていきたいですね」。

ついつい覗いてみたくなる？！不思議な魅力あふれる店舗。

2階は座れる酒解「サカトケノ上」。

3階の「the SAKATOKE」は今までと違った雰囲気を醸し出す。

（取材＝佐藤 裕子）

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