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居酒屋で経験を積み、26歳の時に独立。京都で20年に渡って居酒屋を経営し続けてきた有限会社らくちん代表の渡辺哲也氏が、飲食経営の集大成としてフレンチを気軽に楽しめる「大衆酒場フレンチマン」をオープン。これまでにない業態にチャレンジしたオープンの経緯や、今後の展望について話を伺った。

長年の経験を活かした気軽なフレンチが話題に！

京都で長年飲食店を経営し、20にも及ぶ業態を手掛けてきた渡辺氏。成功した業態もあれば失敗した業態もある中、もう一度チャレンジしたのが「大衆酒場フレンチマン」だった。まずは京都に本店としてカジュアルビストロをオープン。その後、新大阪や梅田などアクセス抜群の物件に恵まれて、次々と店舗を展開する。「フレンチは高級料理というイメージが強く、まだ大衆化されていなかったためニーズがあるのではないかと思いました。コース料理で出していた料理を一品ずつ食べていただくイメージで、よりお手軽に楽しんでいただけるメニューにしました。食べたいものを食べたい分だけ楽しめる、というところが時代に合っていたのかなと思います。また、通常の居酒屋よりもコンパクトな店舗で、カウンター席がメイン。居酒屋っぽい敷居の低さやお手軽さも出せました」と渡辺氏。メニューは渡辺氏が「こんなメニューで、量を少なくして価格を抑えて出せないか」など、時には無茶な要求にシェフが応えるというスタイルでメニュー開発を進めていったという。「大阪に出店する際には、京都店にはないハッピーアワーを設けました。18時くらいまでで1日の売上の半分くらいを達成するほどで、京都には昼呑みが少ないから、文化の違いを感じましたね」。2023年6月には、なんばウォークにも店舗をオープン。カウンター席とテーブル席を設けた35席という、フレンチマンとしては少し大きめの店舗になっている。

女性もお1人様も、いろいろな方に来てほしい！という渡辺さん。

店舗データ