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北海道から沖縄まで、全国に広く店舗を展開している株式会社N・I。コロナ禍で居酒屋業態が大打撃を受ける中、新たに『NICE食堂』を2021年9月1日にオープンした。セントラルキッチンも兼ね備えた店舗で、次々と新たな取り組みにチャレンジする同社。復活に向けた足取りを、これまで会社の成長を支え続けてきた部長の門田純二氏に伺った。

セントラルキッチンから数多くの業態にチャレンジ！

『北海道海鮮にほんいち』や『串カツ ま王』『大衆馬肉酒場 馬王』など、さまざまな業態で店舗展開している同店。コロナ禍において、一部の店舗以外はすべて休業。一時は社長と真剣に会社を畳むかどうかまで考えたという。「店を営業していると赤字になってしまうため、デリバリーの需要の高い店舗の営業に絞っていました。また9月にはセントラルキッチンも兼ね備えた『NICE食堂』をオープン。デリバリーやECサイトをメインにした商品開発やFCにもチャレンジしました」と門田氏。『NICE食堂』と同じビルに事務所も移転し、事務所で仕事をして思いついたメニューを、キッチンですぐに試すことができるという。また、オーダーが多い時にはキッチンに応援に入ることもある。「オープン当初から、少しずつFCも増やしていきました。どうやったら注文数が増えるかといったロジックも教えてもらうことができ、順調に業績も伸びています。そうしてさまざまな業態に挑戦するうちに、ベテランの職人さんがただ美味しいものだけではなく、インパクトのある料理も試作してくれるようになりました。これまでは言わば内向きだった商品開発が、外へ向けて発信できるようにシフトしていったと思います。これはコロナ禍で大きく変わった点です」。

飲食は人と関わってナンボ！という門田さん

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