洋食のコックから一転、まだ関東がメインだった豚のホルモンを関西の食文化にも取り入れ、豚ホルモンのお店を展開する有限会社川端屋商店の川端友二氏。創作料理全盛期の時代に他にはない豚ホルモンを扱う『焼きとんyaたゆたゆ』をオープン。現在は8店舗を経理する川端氏に、関西で先駆けて豚ホルモンの旨さを発信し、豚にこだわり続けてきたウラ話を伺った。
焼酎×豚ホルモンの食文化はココから始まった?!
もともとは洋食のコックだった川端氏。前職の会社に引き抜かれ、関東で食べられていた豚のホルモンを大阪でも広めてみようとした時が豚ホルモンとの出会いだったそう。その店舗で店長を務めた後、以前から考えていた独立に踏み切った。「当時は創作料理が全盛期で、豚ホルモンは大阪ではあまりなかったので、豚だけでやってみようと焼きとんとモツ煮込みを全面に押し出した店をオープン。日本酒も扱っていましたが、焼酎が来そうな予感がして焼酎も揃えていたんです。ちょうどそのころ、空前の焼酎ブームがきたんです。森伊蔵など有名な焼酎が注目されて、九州で作られる酒が本州で飲まれるようになった。焼酎を豊富に扱う店はまだ珍しくて、当時の僕の店が注目されるきっかけになりました。豚を食べに来るというよりは焼酎を飲みに来るという感じで、焼酎ブームに乗って焼きとんの人気も出てきました」。川端氏の先見の明があったからこそ、お店の人気も加速したと言っても過言ではない。
店舗データ
店名 | 焼とんyaたゆたゆ 難波千日前店(やきとんや たゆたゆ なんばせんにちまえてん) |
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住所 | 大阪府大阪市中央区千日前2-6-10 |
アクセス | 各線難波駅・各線日本橋駅から徒歩約3分 |
営業時間 | 17:00~24:00 ※現在は休業中 |
定休日 | 不定休 |
坪数客数 | 20坪、40席 |
客単価 | 3000円前後 |
運営会社 | 有限会社川端屋商店 |
関連リンク | HP |