1965年創業、一つひとつ丁寧に作られた「箸で切れるやわらかなとんかつ」を提供し続けている「とんかつ まい泉」。そのこだわりは、厳選した豚肉の下処理やパン粉の付け方など随所にあるのだとか。東京を中心に国内・海外にも店舗展開している同社。関西エリアでは百貨店の食料品売り場でのサンドイッチやお弁当のテイクアウトが主流だったが、満を持して大阪のルクアイーレにもレストランをオープン。“まい泉”のとんかつの旨さの秘密や大阪初となる店舗での取り組みについて、店長の山下知恵子氏に伺った。

揚げ物文化・大阪でのチャレンジ！

「とんかつ まい泉」のレストランが大阪のルクアイーレに店舗を構えたのは2016年11月。大阪では初のレストラン出店だった。それまでは百貨店の食料品売り場でテイクアウトを扱っていた同社。レストラン事業が大阪で受け入れられるのか、最初は不安も大きかったのだとか。「私自身は新卒で当社に入社してからずっと東京の店舗に携わってきました。大阪出店から店長として立ち上げから関わらせていただきましたが、揚げ物文化の大阪で当社のとんかつがどこまで受け入れられるのか、不安もありました。また、食文化の違いにも驚くことが多かったですね。例えばとんかつについているキャベツは、胃の調子を整えるためのものだからドレッシングは出していなかったのですが、大阪の他店では数種類のドレッシングを置いていたため、当店にも設置。皆様サラダ感覚で召し上がっていました。また、ソースは甘口と辛口の2種類を卓上に用意しているのですが、両方を混ぜて自分好みのソースを作って食べるお客様もいて、ソースへのこだわりがあるんだなと(笑)別途、ソース用のお皿をご用意するなど工夫しました」と店長の山下氏。

「もっとたくさんの関西の方に食べてほしい！」という店長の山下さん。

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