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和食×中華の新たな居酒屋『酒と肴とせいろ蒸し オオサカチャオメン』が肥後橋にオープン!

(取材=佐藤 裕子)


お初天神裏参道の人気店『活海老バル orb 裏参道』に12年勤務した上甲博司氏が、満を持して独立し、10月10日にオープンしたのが『酒と肴とせいろ蒸し オオサカチャオメン』。せいろ蒸しを使ったメニューや、店名にも使っている“チャオメン”へのこだわりなど、オープン当初から人気店の仲間入りを果たしている同店の魅力について話を伺った。

油っこすぎずヘルシーすぎない“せいろ蒸し”に挑戦!

上新庄の小さなバーから飲食業界での経歴をスタートさせた上甲氏。お初天神裏参道の『活海老バル orb 裏参道』で腕をふるい、人気店にまで押し上げた立役者の一人だ。若手スタッフの育成にも取り組み、同店が軌道に乗ってきたころ、自分の中でひとつの区切りのようなものを感じたのだという。「当時のオーナーに独立の意志を伝えたのは、今から2年ほど前のこと。きっかけというほどのものはなかったのですが、ちょっと違う形のものを自分の手で作っていきたいと思いました」。選んだ業態は、あくまでも居酒屋。ご飯屋さんではなく、お酒を飲みながら楽しくワイワイ飲んでもらえる店にしたかったのだとか。「中華料理は作りたかったけど、いわゆる中華屋さんをやる気はありませんでした。中華屋さんは飲みに行くお店としてはチョイスされにくく、酒が主体の居酒屋として成立しないのではないかと。そこで、和食と中華のいいとこ取りができる“せいろ蒸し”がいいんじゃないかと思ったんです。焼売も蒸し鶏も、魚を蒸すこともできる。油っこすぎずヘルシーすぎないところをせいろ蒸しで表現してみようかなと思いました」と上甲氏。美味しくてヘルシーだけど酒のアテにぴったり、というメニューが揃っている。

ほどよくヘルシーで酒にもぴったり!せいろ蒸しの美味しさの秘密とは

蒸し料理というと、和食と中華くらいで、イタリアンにもフレンチにもない独特の調理法。「野菜とか鳥とか穴子とか、蒸したら格段に美味しくなるんです。突き出しも蒸した豆を出しています。最初は箸をつけないお客様もいますが、食べてみると意外と美味しいと好評です。メニューでは『肉焼売(1個160円)』と『骨付き蒸し鶏 葱ソース(580円)』、そして店名にも入れている『チャオメン(780円)』の3つは食べてほしいですね。チャオメンは昔一人暮らししていたころに通った中華屋さんのメニューにあったもので、残念ながらそのお店は閉店してしまいましたが、あの味が忘れられなくて自分の店を持つようになったら作りたいと思っていたんです。でもなかなかうまくいかずに失敗ばかりで、オープンぎりぎりで何とか完成いた一品なんです」。こだわりのチャオメンは、表面はカリっと中はせいろ蒸しでふんわり仕上がっていて、海鮮の餡と混ぜて食べる。〆としても酒のアテとしてもおすすめの一品だ。「チャオメンは自分が好きな料理ということもあったし、インパクトもあるかなと思って店名に入れました。お客様の反応もすごくいいです。僕が通った中華屋さんのファンの方が食べに来てくれて、合格点をもらいました(笑)」。

チャオメン屋さんが目標?!新たなジャンルを確立したい!

同業態での店舗展開を視野に入れているという上甲氏。「子どもから大人まで、チャオメンは幅広い年代に人気です。チャオメンをもっとたくさんの人に知ってもらって、ラーメン屋さんやカレー屋さんみたいに、チャオメン屋さんをやってみたいなと思います。そのためにもまずは店舗を安定させること、そしてチャオメンを広めることを目標にしています」。味とともに、新たなジャンルとしてのチャオメンの今後にも期待が高まる。

※文中の価格はすべて税込み

店舗データ

店名 酒と肴とせいろ蒸し オオサカチャオメン (さけとさかなとせいろむし おおさかちゃおめん)
住所 大阪府大阪市中央区平野町4-7-7 平野町イシカワビル 1F
アクセス 御堂筋線本町駅2番出口より徒歩5分、四つ橋線肥後橋駅7番出口より徒歩5分
電話 06-6484-6233
営業時間 月~土:17:00~翌3:00(L.O翌2:00)、日祝:17:00~0:00(L.O23:30)
定休日 不定休
坪数客数 19 坪、32席
客単価 3500円
オープン日 2019年10月10日

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