焼き鳥やホルモンなど多彩な店舗展開をしている株式会社SASAYAホールディングスのグループ会社、株式会社平井。社長の平井大揮氏と店主の丹羽哲也氏は高校の同級生だという。現在、人気店となっている『備長炭やきとり 笹屋』千日前店を任されている丹羽氏が、2号店となる道頓堀店を兼任して店主を担う。道頓堀店だからこそできる店づくりや推しのメニューなどについて、話を伺った。
テラス席で“グリコの看板”を見ながら呑める店
株式会社平井の10店舗目としてオープンした同店。ちょっと昔懐かしい雰囲気の漂う和風の内装に、骨董品好きの平井氏が集めた置物がズラリ。店で使うお皿も骨董品をイメージしたデザインのオーダーメイド。「10年、20年、その先もずっと長く続く店にしたいという思いから、ちょっと渋い雰囲気を取り入れています。骨董品は僕の趣味でもありますけど(笑)」と平井氏。またちょっと入口のわかりにくい隠れ家的な店舗の味わいも合わせ持つ同店では、道頓堀川沿いにテラス席を設置。大阪の観光名所でもある“グリコの看板”を眺めながら呑めるのは大きな魅力のひとつでもある。「1号店の千日前店はインバウンドのお客様にも多く来ていただいていた店舗です。それは美味しいご飯と酒、そして丁寧な対応があったからではないでしょうか。2号店の道頓堀店でも同様の丁寧な対応を心がけ、たくさんのお客様に楽しんでいただける店舗にしていきたいと思っています」と店主の丹羽氏は言う。
希少価値◎!生でも食べられる河内鴨アリ
基本的なメニューは1号店の千日前店と同じで、炭火の炙り焼きでジューシーな焼き鳥に加えて、生で食べられる鴨もあるという。「当店では食べられるお店は少ない、河内鴨(ツムラ本店)を生で提供しています。また全店で実施している定食のサブスクリプションがあり、しっかり食事をされたいというお客様にも満足いただける定食もご用意。コロナ禍でお酒の需要が減る中、食堂としても気軽に使ってもらえる店としてもやっていこうと考えています」と丹羽氏。「現在は外のテラス席ではコース料理のみにしていますが、今後単品でのテラス席利用も検討しています。大阪ならではの景色を楽しみながら、当店自慢の焼き鳥や酒を味わっていただければ嬉しいですね」。
今いるスタッフ全員で、一緒に成長し続ける会社に。
店主の丹羽氏は、千日前店との兼任。株式会社平井では2店舗を兼任する店主は前例がないという。今回の物件が出た時、「ぜひやりたい」と手を挙げたのが丹羽氏だったのだそう。「僕が道頓堀店もやりたいと言ったのは、今一緒に働いているスタッフの中から店主をやりたいと言う子が出てきた時に、チャンスをあげたいと思ったからです。当社はスタッフの希望や夢が叶う土俵がある会社。僕もここで、高校時代からの夢だった“居酒屋の店長”を叶えることができたんです」と丹羽氏。平井氏は「もともと僕たちは高校の同級生。てっちゃん(丹羽氏)は飲食未経験からスタートして、イチから技術を身につけていったんです。そのてっちゃんがスタッフから店主に、僕は店主から社長になり、一緒に成長してきました。これからも店舗を展開していくことで、今のスタッフが店主に、店主が社長に、みんなで成長していける会社を目指していきたいと思っています」という。成長著しい同社の今後が楽しみだ。
※文中の価格はすべて税込み
店舗データ
店名 | 備長炭やきとり 笹屋 道頓堀店(びんちょうたん やきとり ささや どうとんぼりてん) |
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住所 | 大阪市中央区心斎橋筋2-4-4 日総四国ビルB1 |
アクセス | OsakaMetro「なんば」駅14番出口から徒歩5分 |
電話 | 06-6212-1338 |
営業時間 | 17:00~翌4:00(L.O.翌3:00) |
定休日 | なし |
坪数客数 | 20坪 |
客単価 | 3500円 |
運営会社 | 株式会社平井 |
オープン日 | 2021年7月15日 |
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