2018年7月2日、神戸の人気観光地であるハーバーランドに、HOP STAND神戸モザイク店がオープンした。神戸で焼き鳥屋や洋食酒場など地域に密着した店舗を展開する株式会社シナジーカフェが運営する、三宮に続くクラフトビール専門店の2号店となる。ハーバーランドはもともとファミリー層向けのエリアだが、“せせらぎ通り”が大人向けにリニューアルされ、お酒も楽しめる店を出してほしいという誘いを受けてHOP STANDの2号店を出店した。
店舗を任されているのはJSA認定ソムリエの資格も持つ川井雄太氏。居酒屋や北新地で和食の勉強をした後、現在の社長に引き抜かれる形で入社。三宮のホップスタンドに続き、ここモザイク店のメニュー開発から店舗運営を担い、現在は全店舗の管理も任されている川井氏に、モザイク店ならではの魅力やこだわりについて話を伺った。
「外食を美味しく楽しんでもらう」ことが、同社が運営する全店舗に共通するミッション。ここHOP STAND神戸モザイク店では、人気の観光地という場所柄を生かして“神戸”を楽しんでもらうことにも注力し、テラスや内装などの雰囲気作りにはこだわっている。扱うメニューやビールも神戸のものをメインにし、神戸で神戸のものが楽しめる店作りになっている。
契約先の六甲ビールではオリジナルのビールも醸造。「神戸ハーバーランドエール」は同店オリジナルのビールで、通常の3倍のホップを使用した辛口のビール。さわやかでフルーティなのに苦味もあるという飲みごたえのある一杯だ。グラスは1/2pint(約275ml、580円)、3/4pint(約410ml、750円)、1pint(約545ml、1080円)、一番大きいサイズがharf yard glass(約650ml、1300円)とサイズも豊富で、ビールに用いられる「pint」で注文する。いろいろなビールを楽しみたいなら「HOP STAND オリジナルを含む4種飲み比べセット」(1600円)もおすすめしたい。ビールが苦手な人向けにはビールを使ったカクテルも充実している。
フードメニューは兵庫県産の鶏肉を使った焼き鳥をメインに、ビールに合うフードがずらりと並ぶ。ビールの原料であるホップを使ったオリジナルのスパイスが、焼き鳥やその他のメニューにアクセントをプラスしてくれる。昼も夜にも人気の高い「ワッフルチキン」(1080円)は、ワッフルの上にスパイシーなフライドチキンを乗せ、たっぷりのメープルシロップをかけて食べる不思議な一品。意外とビールとの相性抜群だから驚きだ。ここにもホップのスパイスをかけてみると、また味が変わっておもしろい。ほかにも「燻製半熟玉子のポテトサラダ」(550円)や「「HOP カリーブルスト2本盛り」(900円)などもあり、ビールの本場ドイツのB級グルメも楽しめる。ホップのスパイスはテーブルに余るほど置いてあるというから、どのメニューにも入れることができる。ドリンクやメニューはもちろんスパイスまで、とことん“ビール”を楽しむことができる。
今後も、気軽に神戸を楽しんでもらえる店にしていくことが当面の目標だ。「神戸はまだまだ余地があると思っています。繁華街に出すというよりは、一本路地に入ったところとか、ここに出したら人が来るかなという場所に店舗展開をしていきたいですね」と川井氏。外食でしか味わえない楽しさを発信し続けていく同店は、これからもますます神戸を楽しませてくれるに違いない。
※文中の価格はすべて税抜き
店舗データ
店名 | HOP STAND神戸モザイク店(ほっぷすたんど こうべもざいくてん) |
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住所 | 兵庫県神戸市中央区東川崎町1-6-1 105 |
アクセス | JR神戸線神戸駅から徒歩8分、ハーバーランドモザイク内せせらぎ通り |
電話 | 078-335-7787 |
営業時間 | 11:00~22:00(ランチLO14:30、ディナーLO21:00) |
定休日 | なし |
坪数客数 | 40坪 80席(テラス席含む) |
客単価 | 2500円 |
運営会社 | 株式会社シナジーカフェ |
オープン日 | 2018年7月2日 |
関連リンク | HP |