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コラム

タピオカブームでお茶市場が活性化、話題はフルーツティー


コロナ禍で終わってしまったタピオカミルクティーブーム

 2017年後半から徐々にヒートアップし、2019年のスイーツシーンを席巻したのがタピオカミルクティー。たくさんのお店がオープンし、行列から飲み残しの捨て方までが話題になりました。 
 もともとは、台湾カフェのメニューのひとつだったのですが、駅ナカなどにスタンドスタイル店が続々とオープン。かなり勢いよくブレイクしましたがコロナウィルスの感染の広まりとともにブームが鈍化していきました。

▲台中で創業したタピオカミルクティーの発祥店、「春水堂」のタピオカミルクティーとタピオカ抹茶ミルク。

▲台中で創業したタピオカミルクティーの発祥店、「春水堂」のタピオカミルクティーとタピオカ抹茶ミルク。



▲ブームの火付け役のとなった「貢茶」の梅田茶屋町店の全盛期の行列。

▲ブームの火付け役のとなった「貢茶」の梅田茶屋町店の全盛期の行列。




模索する中、なかなか現れないネクストタピオカミルクティー

 チーズフォームをのせたチーズティーやバナナジュースなど、タピオカミルクティーブーム最高潮期にも、次に流行るネクストタピオカドリンクを予測する記事をいくつか作りましたが、タピオカミルクティーのブームがおさまったあとに続くようなドリンクブームは現れていません。

▲濃厚甘熟バナナジュース専門店「FUNKY MONKEY BANANAなんばマルイ本店 」のオリジナル バナナジュース。

▲濃厚甘熟バナナジュース専門店「FUNKY MONKEY BANANAなんばマルイ本店
」のオリジナル バナナジュース。




ブームが牽引し、活性化したお茶市場

 タピオカミルクティーブームは、一過性のものだというのは、誰もが予測していたこと。2015年に日本に進出しブームの火付け役となった「貢茶(ゴンチャ)」もタピオカミルクティー専門店という表現を避けてアジアンティーのお店であることを強く主張していましたし、2013年に日本でのオープンを果たしたタピオカミルクティー発祥の「春水堂(チュンスイタン)」もフード類が充実した台湾グルメ食べられる店として、タピオカに依存しすぎない店舗展開を進めていました。そのため、中国茶はもちろん、緑茶、紅茶などの新しい飲み方の提案をしてくれました。
 日本より、さらに高温多湿な台湾にはティースタンドが多いという理由もあり、茶葉の違い以外にフルーツを使ったものなども多彩にラインアップ。

▲「貢茶」のメニューボードには、タピオカ以外の多彩なお茶のバリエーションが。

▲「貢茶」のメニューボードには、タピオカ以外の多彩なお茶のバリエーションが。



▲JR大阪駅のエキマルシェにあった「TEA18」のショーケースもミルクティー以外に多彩なお茶が。

▲JR大阪駅のエキマルシェにあった「TEA18」のショーケースもミルクティー以外に多彩なお茶が。




コンビニで注目を集めるフルーツティー

 そんなタピオカミルクティーブームが残した新しいアイテムとして注目を集めたのがフルーティー。タピオカミルクティーの店の2番手的存在だったことから知名度を上げ、今年4月6日には、キリンビバレッジが「午後の紅茶」ブランドから「キリン 午後の紅茶 ザ・マイスターズ フルーツティー」を販売開始。その約2週間後にサントリーが「BOSS」ブランドの「クラフトボス フルーツティー」を発売しました。ほぼ同時期に同じようなドリンクが発売されたことで業界でも話題に。現在、売り上げも好評ということです。
 ピーチやストロベリーなど、他飲料メーカーもフレーバーティーを用意。この夏は、職場やカフェなど、さまざまなシーンでフルーツティーを楽しむ人を見かけることが多くなりそうです。

▲「午後の紅茶」は、ティーインストラクター監修の「ザ・マイスターズ」シリーズから発売。

▲「午後の紅茶」は、ティーインストラクター監修の「ザ・マイスターズ」シリーズから発売。



▲紅茶花伝は「ピーチティー」や「オレンジティー」をラインナップ。

▲紅茶花伝は「ピーチティー」や「オレンジティー」をラインナップ。



▲サントリーは、「レモンティー」などをそろえる「クラフトボス」の紅茶シリーズの新作として発売。

▲サントリーは、「レモンティー」などをそろえる「クラフトボス」の紅茶シリーズの新作として発売。



(取材=フードスタジアム関西 マーケティングディレクター・髙田 強)

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