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初詣で200万人が参拝する大阪・住吉大社近くの住吉公園内に新たな観光スポット「汐かけ横丁」 がオープン!


大阪府から住吉公園のPark-PFI事業を受託した株式会社RETOWNと株式会社E-DESIGNは、共同で「住吉公園 汐かけ横丁」を2024年7月15日にオープンした。和カフェ棟(兎茶や)と、約4坪の小規模飲食店15店舗からなる屋台棟で構成され、住吉大社へ参拝に訪れる人から地元の人まで楽しめる施設になっている。オープンまでの経緯や同エリアへの想いについて、株式会社RETOWN代表取締役の松本篤氏に話を伺った。

手間がかかる事業スタイルで、地域活性に貢献

飲食店事業のほか、地域密着型のまちづくり事業を展開している同社。今回の住吉公園Park-PFI事業でも、地元の人に出店してもらい、地元の人と一緒にエリアを盛り上げていく手法を取っている。「今回のエリアは住吉大社近くの公園です。大阪のキタやミナミにはインバウンドのお客様を含めてある程度の集客ができていますが、それ以外のローカルエリアはまだ少ないのが現状です。少子高齢化などさまざまな要因もあって、日本の飲食業界は地元の人だけではなくインバウンドのお客様にも来ていただかなければ存続が難しい店舗もあります。そこで、今回の事業では出店意欲のある地元の方を募集しました。地元で説明会を開き、地元に住んでいて意欲の高い方なら、飲食業界未経験でもチャレンジしていただけるように出店のハードルは低くしました」と松本氏。出店に当たっての保証金や敷金はなく、厨房機器などもある程度用意し、オーナーは店内の装飾や食器といった備品くらいの負担で出店が可能なのだとか。説明会には100名以上が集まり、そこから地元在住やコミュニティを持っているといった条件と、試食会で15店舗に絞り込んだ。「実はこういう手法はすごく手間がかかるんです。正直なところ、自社で店舗を出店したり、大手飲食店を招致したりする方が話は早い。こんな手間暇をかけている企業は少ないのではないかと思います。でも、僕たちはまちづくり事業を手掛ける会社として、地域の活性化につなげたいという想いを持って取り組んでいるんです」。


汐かけ横丁の仕掛け人、松本さん



店舗データ

店名 住吉公園 汐かけ横丁(すみよしこうえん しおかけよこちょう)
住所 大阪市住之江区浜口東1-1-13
アクセス 南海本線「住吉大社」、阪堺軌道阪堺線/上町線「住吉鳥居前」、大阪シティバス3/15/25系統「住吉公園」すぐ
営業時間 兎茶や11:00~20:00、住吉公園 屋台村11:00~21:00
定休日 水曜(オープンしている店舗あり)
オープン日 2024年7月15日
関連リンク 住吉公園 汐かけ横丁

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