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“呑める食堂“だけど吞まなくても歓迎?!新しい食堂のカタチ、食堂とお酒の『ナカダサロン』が南船場にオープン!

(取材=佐藤 裕子)


元美容師の店主・中田尚吾氏の初店舗『ナカダサロン』が2021年7月15日にオープン。美容師つながりで株式会社山下に入社し、同社から独立した『ヤナギストア』の2番手として経験を積み、今回の独立に至った。体に優しい食堂と酒をコンセプトにした同店の魅力や今後の展開について、株式会社山下の山下社長と店主の中田氏に話を伺った。

酒を吞む人も酒を呑まない人もウェルカム。“呑める食堂”が誕生!

以前はイタリアンだった店舗を業態変更して、新たに体に優しい食堂と酒をコンセプトにした同店。「もともと美容師だったので見た目の美はもちろん、“体の中からキレイに”をコンセプトにしたいと思いました。メインのフライドチキンやギョーザをはじめ、逸品やあてにもヘルシーな食材を取り入れています」と店主の中田氏。ただし、居酒屋に留まらない『ナカダサロン』では、がっつり飯の定食や、ソフトドリンクも気軽に注文できる。中田氏と一緒に店づくりに尽力した山下社長は「あまり見かけなくなった食堂という文化を、新しい形で残していければと思いました。ご飯を食べたい人は定食を、お酒が呑みたい人は酒とあてを、お酒が呑めない人はソフトドリンクとあてを、という風に、いろんな人が楽しめる食堂になればいいなと。食堂とお酒というコンセプトではありますが、“呑める食堂”とか“堂々とコーラが注文できる呑み屋さん”みたいに思ってもらえれば嬉しいです」と話す。

内装も、昔の食堂っぽいテーブルや椅子が並び、何となく居心地が良い。「とりあえずビール!」の声が「とりあえずコーラ!」でもウェルカムな店なのだ。

フライドチキンとギョーザの2つがメイン。“体に優しい”そのココロは?

同店のメインのひとつ、「フライドチキン」はその製法にもこだわっている。「自家製の麹酢に10時間漬け込み、セラーで1日熟成させます。それから温度の違う油で2度揚げしたものがメインのフライドチキンです。セラーで熟成させることでしっかり味がなじんで、オーダーがあってから仕上げは米油でじっくり揚げるから外はカリッと、中はジューシーに仕上がるんです」と中田氏。ここまで手間ひまをかけるフライドチキンも、1100円と食堂価格。ソースは味とヘルシーさを追求した自家製ゆず胡椒、小松菜タルタル、にんにく香味醤油からチョイス。

『ナカダサロン』のもう一つの看板メニューは野菜たっぷりの「五目ギョーザ」。有機野菜など5種類の野菜を使い、自家製のさっぱり味噌ダレでヘルシーなギョーザだ。その他の逸品やあてには、これまでのササヤの店舗にはないメニューが並ぶ。「大阪ではなく東京のお店のメニューからインスピレーションを得たオリジナルメニューをそろえています。「紫蘇ポテ(380円)」や「アボたく(480円)」など、ナカダ流アレンジを楽しんでほしいです」。

フライドチキン専門のテイクアウトもカミングスーン!

『ナカダサロン』の店舗を使ったゴーストレストラン『ワタシチキン』も近日オープン予定だという。同店の名物・フライドチキン専門のテイクアウトで、店では食べられない味を自宅で楽しめる。「店が落ち着く時間帯のみテイクアウトに対応。オープンしたばかりだから、まずはテイクアウトから知ってもらい、次は食べに来てもらいたいと思っています」。

お酒を呑む人も呑まない人も、子連れファミリーもお一人様も、どんな人も居心地よく美味しいものが食べられる、新しい食堂の今後に期待が高まる。

 

※文中の価格はすべて税込み

店舗データ

店名 ナカダサロン(なかださろん)
住所 大阪市中央区南船場4-13-14 1F
アクセス OsakaMetro心斎橋駅から徒歩5分
電話 06-6241-3382
営業時間 11:30~24:00(L.O.23:30)
定休日 なし
坪数客数 14.6坪、37席
客単価 3000円
運営会社 株式会社山下
オープン日 2021年7月15日
関連リンク HP

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