洋食店経験とこだわりが生む「唯一無二の味」
ゆかりの味の秘密は、洋食時代を経ているところにある。
ソースとミックス粉の配合レシピは、洋食店だった頃のコックが設定したものだ。時折、新しい配合を試すが、結局、昔のレシピに勝るものはない。こだわりは素材にも表れている。小麦粉は、ケーキのスポンジによく使われる特等粉を使用。お好み焼き屋ではまず使われない高価な粉だが、これによって表面はパリッと焼き上がり、中はしっとりふわっとした食感になる。ソースは、トマトとフルーツの含有量を高くし、デミグラスソースに近い仕上がりだ。キャベツは、みじん切りにしても旨味が残る品種「寒玉」を、日本の四季に応じて使い分ける。そして、たまごはブランド「ヨード卵・光」を使う。
山下氏曰く「ゆかりのキーワードが、安心、安全、健康、信頼。『ヨード卵・光』さんは安心、安全、健康の3つをキーワードにされていて、この重なりはご縁だと。仕入れは高いのですが、他社との差別化ができるため踏み切っています」また、メニューの豊富さも特徴だ。洋食店の流れを汲み、チーズ入りのお好み焼きを業界に先駆けて開発。オムそばも、ゆかりが先駆けたものだ。お好み焼き業界には「開発したものを共有していく」文化があり、ゆかりの開発も全国的に広まっている。
各店舗にはオリジナルメニューがあり、店長が時代や地域に合わせて変えていく。この柔軟性が各店舗の個性を生んでいる。近年力を入れているのが、お好み焼き体験教室だ。本店の2階を平日の昼に開放し、旅行会社経由で日本人観光客やインバウンドの団体客を受け入れている。日本人および外国人観光客にとって、鉄板の上で自ら焼いて食べるライブ感が好評で、ソースとマヨネーズの仕上げも含め、非常に喜ばれており、お好み焼きのライブ感というのは国境は関係ないと実感しているという。さらに、コロナ禍以降、物販にも注力。冷凍のお好み焼きや調味料を開発し、香港、シンガポール、米国へ輸出を開始。グルテンフリー商品も開発し、海外展開を進めている。
店舗データ
| 店名 | お好み焼 ゆかり KITTE大阪店 |
|---|---|
| 住所 | 大阪市北区梅田3丁目2-2 KITTE大阪4階 |
| 電話 | 06-6616-8475 |
| 営業時間 | 11時~23時 |
| 定休日 | 施設の休日に準じる |
| 坪数客数 | 48席 |
| 客単価 | ランチ1000~2000円、ディナー2000円~3000円 |
| 運営会社 | 株式会社ゆかり |
| オープン日 | 2026年2月20日 |
| 関連リンク | HP |













