株式会社熊のマネージメント代表取締役の熊脇稔康氏が手掛ける「熊の焼鳥」は、2014年に大阪・天神橋筋六丁目に1号店をオープンし、現在は日本初の会員制焼鳥店として高い人気を誇っている。その「熊の焼鳥」で提供する鳥刺しを気軽に楽しめる立ち飲みスタイルの業態として、「鳥刺し酒場 スタンドくーま君」を2025年10月1日にオープン。その経緯と新業態への想いを熊脇氏に伺った。

鳥刺し好きがつくった立ち飲みスタイルの新業態！

高校時代に焼鳥店でアルバイトしたことをきっかけに、飲食の道へ進んだ株式会社熊のマネージメント代表取締役の熊脇稔康氏。若干20歳で独立し、焼鳥や天ぷら屋などの経営に携わる。「自分が行きたい焼鳥屋をつくる！」とオープンしたのが「熊の焼鳥」。「鳥刺し25種盛り」や「燻し焼鳥」などの看板メニューはもちろん、〆まで美味しい高級焼鳥店のパイオニアとして一目置かれている。1号店は入会金30万円にも関わらず1万1000人を超える会員数で、現在では1年後まで予約が取れないほどの人気ぶりだ。関西をはじめ、名古屋や東京、海外にも出店している。「もともと鳥刺しが大好きで、クオリティの高い焼鳥屋をつくりたくて手掛けたのが『熊の焼鳥』です。1号店オープンから約11年、たくさんの出会いがあり、成長させていただきました。その中で鳥刺し専用の鶏をつくってくれるというお話をいただき、良い物件にも恵まれて鳥刺しに特化した店をオープンすることができました」と熊脇氏。これまで高級業態が多かった同社で、初の立ち飲み業態へのチャレンジとなる。「僕の大好きな鳥刺しの旨さをたくさんの人に知ってほしくて、立ち飲みスタイルにチャレンジしました。安全基準をクリアしていることはもちろん、エサや飼育日数にもこだわった、鳥刺し専用の鶏だから自信を持って提供しています。ホンマに旨い鳥刺しを、お手頃価格で味わえる店はなかなかないと思います」。

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