2025年3月26日、「屋台居酒屋満マル」など多数の飲食店を経営する株式会社イートファクトリーホールディングスが、大阪市の西九条駅前に別業態で3店舗同時にオープンした。
2010年に誕生したイートファクトリーは、居酒屋・焼鳥・寿司・串カツの4業態で店舗展開し、各業態の売上で年間10億円以上、全体としては100億円以上を目標に掲げている。
そんな展望を持つイートファクトリーが、なぜ西九条駅前に3店舗オープンに至ったのか、本記事ではその理由に迫っていく。
関西の玄関口!西九条駅前の強みとは
西九条駅は、JR西日本の大阪環状線をはじめ、桜島線や阪神なんば線に乗り換えが可能なハブステーション。
そして、USJの最寄り駅である「ユニバーサルシティ駅」に向かう乗り換え駅としても有名だ。
2022年のデータによると、西九条駅の1日の平均乗降人数は、JR西日本で約6万人、阪神電鉄では約3万5000人と、大阪府内でも多くの人が行き交う駅の一つである。
しかしながら、西と東の中心部に出ることが可能な駅にも関わらず、飲食店をはじめとする店舗が少なく、駅前の賑わいは落ち着いている。
そんな中、大阪のインバウンド需要は高まり、2024年にはインバウンド数が1465万人と過去最高を記録。
そこでイートファクトリーは、関西の玄関口でもある西九条駅をもっと盛り上げようと、異例の3店舗同時オープンを実現させた。