大阪で一番有名な焼鳥屋と言えば「熊の焼鳥」。
天神橋六丁目で創業9年目になる熊の焼鳥は、関西初の会員制を取り入れた焼鳥屋だ。
オープン当初は会員制を設けていなかったものの、人気店になればなるほどドタキャンが増え、多い時では月に100人のキャンセルが入ることも。
その解決策の一つとして取り組んだのが、入会金が必要な会員制システム。
1000円から始まった入会金の額は、店舗の人気と、オーナーの「質の良い食事と空間を提供したい」という思いとともに高まっていった。
今では入会金30万円、しかも1年毎更新と会員制業態の中でもかなり強気な価格に驚く人も多いのではないだろうか。
それでもお構いなしに会員数は増え続けて現在は1万人以上、そして予約は半年以上先まで埋まっている超絶人気店。
また、食べログでは過去に4度焼鳥百名店に選出されていて、RETRIPの大阪焼鳥人気ランキングでも数年1位を獲り続けるほど多くの人々から愛される実力店だ。
正直、一度は行ってみたくても、そのハードルの高さから「なかなか行けない」と足踏みしている方がほとんどではないだろうか?
しかし、そんな「熊の焼鳥」を運営する株式会社熊のマネージメントから、衝撃の新業態の「熊の鳥焼」が10月12日(木)大阪梅田にオープン!
会員登録不要!普段使いしやすい価格設定
熊の焼鳥15店舗目は鳥焼専門店で、今までの「焼鳥」から「鳥焼」にシフトし、全く異なる焼肉スタイルにチャレンジ。
さらにこの店舗は会員制ではなく、単価は4,000〜5,000円と30,40代が気軽に利用できる価格設定になっている。
「熊の焼鳥」が運営元なだけあり、鶏肉や空間演出へのこだわりが光り、それでいてこの価格で居心地の良い空間と質の良い鳥焼きが堪能できるなら大満足と言えるだろう。
焼きで使われるのは、なんと「薪」。
この薪と炭を「熊の鳥焼」独自の組み合わせで使い、部位によって鳥の調理法を使い分けて提供するのが最大の特徴だ。
囲炉裏のような焼きスタイルが鳥焼きのお店としてはかなり斬新で、使用する薪の香りにも癒される。
店内は、ノスタルジックで山奥にある名店をイメージした造りで、ここが賑やかな梅田とは思えない空間になっている。
オススメメニューが全部食べられる「熊の鳥焼コース」は、5,500円で薪で焼いた鳥焼3種をはじめ「天草大王のタタキ」「大摩桜の焼きしゃぶ」、「薪の挽肉めし」が堪能できる。
この内容でこの価格なら、かなりリーズナブルといえる。
薪で焼いた串焼きの「熊の山賊壺焼き」と、2種類の名物の「大摩桜の焼きしゃぶ」、「薪の挽肉めし」はこのコースでしか食べることができないため、まずはこのコースを楽しむのがオススメ。
とことんこだわり抜いた「肉と米」
焼肉スタイルだからこそ、提供する肉の質にもこだわりが見える。
コースに使われる鶏肉には、100日以上かけてじっくり育てあげ、幻の地鶏肉とも言われる熊本の「天草大王」と、薩摩の自然豊かな環境で最大10キロまで育つとされる鹿児島の「さつま極鶏大摩桜」の二大ブランド鶏の他、朝挽き鶏と京赤地鶏を使用し、焼酎は鳥焼きに合わせて九州産をチョイス。
これらの鶏肉をこの価格でしっかり味わえるのは非常に嬉しい。
また、そのこだわりは肉だけではなくお米にも垣間見える。
コースの中でも挽肉めしに使われているのは京都の老舗米屋「八代目儀兵」のブランド米。
なんとこの挽肉めしに合わせた特別な八代目儀兵の米を使用しているのだ。
どこにも真似できない、「熊の鳥焼」でしか食べられないメニューであることは間違いない。
挽肉めしも、挽肉と謳いながらもイメージする「ミンチ」の挽肉ではなく、粗めで食べ応えのある鶏肉がゴロゴロと使われている。
この八代目儀兵と秘伝の鳥出汁、そして炭と一緒に土鍋で炊かれた挽肉めしは、炭の香りと鶏とお米の旨味がとことん凝縮された究極の〆飯にふさわしい。
そして「熊の焼鳥」と言えば、1万円する世界一高い卵かけご飯が有名だが、新業態の「熊の鳥焼」では、この「薪の挽肉めし」にも卵を乗せて、ここでしか食べられない究極の卵かけご飯として楽しむこともできる。
今までのノウハウを生かして、初の焼肉スタイルに挑戦した「熊の鳥焼」も、「熊の焼鳥」同様に予約の取れない人気店の仲間入りとなるのか今後もますます目が離せない。
ライター 寺薗悠美香
店 名:熊の鳥焼
住 所 : 大阪府大阪市北区堂山町16-13 MDビルII1F
電 話 : 06-6131-1786
営業時間 : 16:00~23:00(22:00最終入店、LO.22:30) 店休日 :年末年始
店舗規模 : 30坪 / 36席
開 店 日 : 2023年10月12日(木)
Instagram:https://www.instagram.com/kuma_toriyaki/