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居酒屋を極めた東西の鬼才たちが登壇!第16回関西飲食オーナー交流会「エフロク」レポート

写真左から)ユウ・フード・コーポレーションの谷氏、オベーションプラスの梅村氏、司会を担当したテムジンの康氏。全員人見知りでセミナー参加も積極的ではないタイプだったとか。
エフロクの新しい代表幹事となった谷氏。アイデアや行動力などが、多くの経営者から支持されている。「エフロクには、経営者が知っておいたほうがいい情報がたくさんある」
居酒屋の神様とも言われる、楽コーポレーションの宇野氏。「自分には才能がないと認めることから始めた」と発言。
居酒屋とよオーナーのとよさんの講演はおそらく最初で最後。掃除は徹底して行うそう。
司会を務めたベイシックスの岩澤氏。宇野氏を「お父さん」といって慕い、背中を見て育ってきたという。

去る6月2日に、関西飲食オーナー交流会「F6(エフロク)」が開催されました。今回はフードスタジアム東京と関西によるコラボ企画により、豪華な講演が実現しました。第一部はエフロクの新幹事らによるパネルディスカッション。今回新しい代表幹事となったのは、ユウ・フード・サービスの谷祐一郎氏。幹事2名には、オベーションプラスの梅村雄士氏、テムジンの康虎哲氏が着任しました。谷氏は鶏業態で20年近いキャリアがあり、現在直営店、プロデュース店合わせて53店舗を運営中。新しい業態の「六角鶏」は、銘柄鶏の食べ比べがリーズナブルに楽しめる谷氏渾身の店舗となっています。パネルディスカッションでは、各人のプロフィールや近況、それぞれがエフロクに参加したキッカケ、得たものなどが語られました。谷氏はこの2~3年、魚介やつけ麺なども扱っていましたが、現在は鶏業態に戻り、ライバルは「鳥貴族」と堂々宣言。スケールメリットを出すためには15年後に100店舗体制を目指し、社内独立制度の確立にも一層力を入れていきたいということでした。梅村氏は、商品力の向上や統一化のためにセントラルキッチンを新設。アッパー層へのアピールや、労働環境の改善なども意識されているとのことです。 これからの飲食業やエフロクについて、康氏は「外食オーナーと業者さんの壁を無くしたい」と発言。店舗側が偉そうに言う時代は終わり、人同士としてのつきあいを深めるキッカケづくりにもエフロクを活用してもらいたいというお話でした。谷氏は「いろいろな料金の支払いや施工費用など、相場観がつかめないオーナーさんも多いと思う。その情報交換の場に使ってほしい」。エフロクは今後も1年に一度幹事メンバーを一新し、内容のブラッシュアップやよりフラットな会を目指していきます。第二部の基調講演は、「居酒屋レジェンドに学べ!地域に愛される店づくり」と題し、エフロクでしか実現しえない豪華な顔ぶれが実現しました。東京からは、大皿惣菜料理の草分けと言われる居酒屋「汁べゑ」の創業者であり、「くいものや楽」を中心とする多数のグループ店舗を手掛ける楽コーポレーションの宇野隆史氏。関西を代表するのは1日300人が訪れる京橋の立飲み店「居酒屋とよ」オーナーの筑元豊次氏こと“とよさん”に登壇していただきました。居酒屋を極めた2人の対談を仕切るモデレーターには、楽コーポレーション出身の繁盛店オーナー、ベイシックスの岩澤博氏が担当されました。内容については当日参加された方だけのものなので詳細は割愛しますが、いずれのお話も刺激的かつ感動的なものでした。「うまい料理を出そうとは思っていない。接客でお客さんがどれだけ食いついてもらえるか」(宇野氏)、「(とよが発祥と言われる)こぼれイクラ&ウニのメニューが誕生したのは、鶴橋で財布を拾ったのがキッカケ」(とよさん)。また、とよさんの接客の高いテンションのキープ法、「自分はスタッフの奴隷」と言い切る独自の人材育成法などが、会場の笑いを誘いながら次々と披露されました。なんと、とよの家賃額まで暴露(店舗はオープンエアです)。生の講演ならではの醍醐味です。宇野氏からも名言が連発します。いまだ各店舗を専門店化せずに総合居酒屋にこだわる理由は「街にあったらやっぱりうれしいでしょ?それに自分が酒場、居酒屋が好きだから」。うまくいく店の条件には、人を育てられること、街でいちばん「楽しい」店にできるかどうかだと話されました。さらに「世界で一番楽な仕事は飲食業」と語る宇野氏の視点と確固たる理由には、会場が感動にも似たなんともいえない空気に――。宇野氏の発言を通じ、飲食業の原点に帰ったという方も多いのではないでしょうか。今回は特に会場からの反響が多く、「よかった!」「感動した!」との声が聞かれ、大変有意義な時間となりました。今後もエフロクならではの登壇者や生の良さを活かし、オーナーだけでなく幹部やスタッフの方々にも刺激となるセミナーとして運営してまいります。次回は9月頃を予定しています。ご期待ください! 

(取材=編集部)

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