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創業4年で42店舗!人気チェーン「串カツ田中」を作り上げた貫氏が登壇!第15回関西飲食オーナー交流会「FLAT6(エフロク)」リポート

会場は道頓堀の中座くいだおれビルの「ゆめ八」にて。200名近くの方が参加されました。
今富、大澤氏、川端氏(左から)。聞き手の、康氏、梅村氏、長谷川氏。
貫啓二氏は大阪の高槻出身。「ノート」という会社名の由来は、かつてノートにビジョンを書き込むことで未来が拓けたことから。
エフロクの真骨頂(?)懇親会。この後は、毎回飲食店に移動し、和気藹々と食事会を開催します。

去る10月15日、第15回関西飲食オーナー交流会「FLAT6(エフロク)」が開催されました。今回は趣向を変え、第一部には本サイト代表の今富を含む外食メディア編集長らが集まり、外食シーンの今を分析。第二部には、大阪名物の串カツをひっさげ東京で躍進中の「串カツ田中」代表の貫氏が登壇されました。関西のセミナーではレアというべき面々の発言に注目が集まりました。第一部のパネルディスカッションでは、柴田書店「月刊食堂」の元編集長、現企画編集室室長の大澤哲氏、「日本外食新聞」編集長の川端隆氏、エフロク主催側でもあるフードスタジアム関西編集長の今富信至が参加。日頃のリサーチや豊富な取材経験を通じ、客観的に外食シーンを見つめてきた3名によるディスカッションです。聞き手は、幹事の康氏(テムジン)、梅村氏(オベーションプラス)、長谷川氏(ブルー・コーポレーション)が担当し、普段は取材を受ける側からの率直な質問が飛びだしました。まず「取材対象はどうやって見つけるのか?」。大澤氏には、最新、読者の得になること、限定など5つのセオリーがあり、特徴的なのは「原点回帰」を挙げていた点。トレンドを追うばかりではなく、「そもそも居酒屋とは?」の答えになりうる店舗や情報を提供しているそう。川端氏は、「毎晩飲み」リサーチ。お客目線で店を観察し、自分が会いたい人、行きたい店をチェックされています。今富氏は、最新店に注目しながらも、経営者のマインドに共感できるかを重視する派。「最近注目している業態や企業」について、大澤氏と今富氏が「今後は素材やドリンクなどを売りにすればいい時代は過ぎた。より強みを明確にできているかどうか」と話すなか、川端氏は鋭い一言を発信。「繁盛店の条件とか業態とか言っているのは我々業界だけ。人に人柄があるように店柄というものがあって、その店柄のファンになってくれるお客がどれだけいるかどうかが問題。ちなみに次に来るのはスナックかなと。スナックを今風にアレンジできればおもしろい」と、独自の見解を披露されました。第二部に登場された貫啓二氏は、エフロク立ち上げメンバーである山川氏(ワイズクルー・コーポレーション)の朋友。大手自動車メーカーの職を捨ててまで飲食人生を選んだ理由や、「串カツ田中」の開発経緯などをお話しいただきました。出発点はミナミのバーから。1日の最低売り上げが800円という日もあったとか(このとき、お客であり店員としても手伝っていたある田中さんという女性が、串カツ業態の発案者となるのは少し後のこと)。堀江に出したデザイナーズレストランの成功をきっかけに東京に進出するも、リーマンショックの影響で借金は8000万に。倒産寸前というとき、「どうせダメなら、やりたいことやって派手に散ってやろう」と目を付けたのが、田中さんの好物の串カツだった。世田谷の住宅街で約15坪の店は周囲の予想に反して、月800万円を売上げるモンスター店舗に。住宅街で出店を進めていったところ、安さや珍しさもあいまって売り上げはうなぎのぼりとなっていきました。現在、FCは30数店となり合計42店舗。多店舗フォーマットとしての強みは、サク飲みの大阪の串カツ店と違い、メニュー構成が居酒屋寄りであること。自信のある4、5品をオーダーしてもらうためにあえて人気のないメニューを差し込むなどしているそう。また、今後200店、300店を目指すならロードサイド立地は外せず、同時にチェーン開発経験者のヘッドハンティングなども進めています。「自分はいろいろできる天才肌ではないから、愛情や労力を十分に注げる串カツという一つのことにこだわろうと決めた」と貫氏。何度も苦汁を味わった末の、冷静な判断を持ちながら、海外展開も視野に入れています。注目しているのはアメリカ。ナショナルチェーンを目指すなら、ある程度単価が取れる国ではないと難しいという理由からです。「大阪のローカルフードは東京でも高く注目されている。全国、世界に売って出た時に評価される力があると信じています」という力強い言葉に、会場からは大きな拍手が贈られました。次回は12月頃の開催を予定しています。エフロクしかありえない人選とテーマは、新しい出会いと刺激の場になるはず。3か月に1度は店の外へ!次回もぜひご期待ください。

(取材=編集部)

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