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ガールズバーにも安酒で酔ってなんぼの立ち飲み店にもあらず 美人四姉妹が醸す、神戸・三宮の癒しの飲み処「かんぱい」

左が次女・清可さん。右が長女の祐加さん。「カウンターで本気で喧嘩しても、すぐに仲直りします。お客さんはそんなところも“家っぽい”って楽しんでくれているようです」
東門街のクラブ「月世界」前にある雑居ビル奥。「ドアは少し開けづらい感じがするかもしれませんが、お気軽に」と清可さん。
手作りの惣菜は7~8種のほか、フードは酒アテ系から鮮魚の造りや和牛の焼き物などしっかりと食べられるものも多く、全部で30種近く。1軒目でもハシゴの合間にも使える。
瞬殺メニュー、「ハート型の出し巻き玉子」(200円)。お客としては「今日は誰がこれを焼いたのか?」が非常にポイント。
四姉妹が揃う貴重な金曜日はこんな風。震災チャリティTシャツ姿でパチリ。左から、長女・祐加さん、次女・清可さん、三女・佐和(さわ)さん、四女・杏奈(あずな)さん。

美人スタッフ、美人バーテンダー、美人女将がいるお店。いつの時代も、「美人~」と付けばそれだけでアリな気持ちになる最強ワードである。しかし、今回話題店として取り上げる神戸・三宮の「立ち呑み かんぱい」はその上を行く。なんと、そろいも揃って美人が4人、実の姉妹が店に立つ店なのだ。カウンターに鈴なり状態のお客は9割が男性で、リピーター続出というのも当然だろう。人気の構図だけを見るならガールズバーのそれと同じ。しかし、「かんぱい」の噂は口コミで広がり、終息気味のガールズバーを横目に人気は右肩上がりという。その理由を探りに、三宮は東門街へと向かった。雑居ビルの奥にある店のドアを開け、迎えてくれたのは長女の大西祐加(ゆか)さん28歳。大きな瞳と華奢な身体に思わず二度見。「オープンは2008年の11月で、実際のオーナー兼店長は次女のきよちゃんです。彼女が自分で何か店をしたいという思いがあって、一緒にやろうと私を誘ったのが始まりですね」。オーナー兼店長“きよちゃん”こと清可(きよか)さんは、学生時代には居酒屋でのアルバイトを経験し、卒業後はリッツカールトン大阪に就職。ロビーラウンジに勤務し、一流の接客を習得している。そこから立ち飲み店になった理由とは?「当時はガールズバーが流行っていましたが、私たちはお酒が一切飲めないし、ケータイを教えてお客さんを惹きつけるとか高いチャージを取るとか、そういうのはイヤだなと。そんな時、2人で立ち飲み屋さんに行ってみたら、カウンターの中におじさんじゃなくて女性のスタッフさんがいたんです。すごく新鮮で、これにしよう!とひらめきました」 そして、オジサンが集う立ち飲み店のカウンターに二輪の花を。安酒と乾き物ではなく、こだわりの焼酎や日本酒、鮮魚の造りや栄養たっぷりの手作り惣菜を。姉妹のアイデアで、仕事帰りのお客を優しく出迎える和みの要素が揃った店が生まれた。オープン後、しばらくして三女、四女も金曜日のみ参加。料理はおもに長女と四姉妹の母親(当然ながら美人)が毎日仕込み、煮付けやサラダ、揚物などカウンターに7~8種ズラリと並べる。酒好きのためには、「鮭とば」(300円)「本からすみ」(1000円)といった気の利いたアテも。シメの「塩らーめん」「みそらーめん」(700円)も人気でラーメンだけを食べに来るお客も多いとか。立ち飲み店にまさかの挑戦メニュー、「黒毛和牛のサーロインステーキ」(5000円)は、お客の祝い事などに注文が入る。最近はメディア取材の影響もあり、GWには全国からお客が訪れたそう。30代から上は80代まで幅広く、週末には1日200人を超える集客がある。中には、年間360日通う人や開店から閉店までいるというツワモノも。そこへ清可さんが仕入れ袋を手に店へ出勤。26歳ながら童顔で清楚な女子大生のようで、噂にたがわぬルックス…!これではお客から口説かれることは避けられないはず。「オープン当初は勘違いされるお客様もいました。でも、今では常連さんが増え、逆にそういう方はいなくなりましたよ」と清可さん。なるほど、勘違い客は自然淘汰されていったのだ。「きよちゃんは“飲まないなら帰って!”とか、冷たいんです(笑)」と、祐加さん。ツンデレなところも魅力というわけか。ではズバリ、お客は何を求めに「かんぱい」に来てくれると考えているのだろうか?「家族でやっているところだと思います。ガールズバーならスタッフが曜日で入れ替わったり途中で辞めたりして常に人が変わるけれど、私たちはいつもここにいる。本当のアットホームで温かな雰囲気があると思います。単身赴任や一人暮らしの男性客が多い理由はそこじゃないかなって」ほかにも、お客から「客層がいい」「安心して飲める」と言われることも多いという。ノーチャージで生ビール390円という安さも魅力だろうが、それ以上にお客には「大西家に集った者同士」という連帯感が生まれるのか行儀がいい。それが安心感や寛ぎ感となり、店全体の相乗効果を生んでいるのだろう。感心していると「こんなメニューもあるんですよ」と清可さんが出してくれたのがハートの出し巻き玉子。可愛すぎる。女性ですら、こんな嫁がほしいと感涙する一品である。ガールズバーにも巷の立ち飲み店にもないお客との距離感と工夫で、老若男女の心をわし掴みにする美人姉妹たち。なかなか真似できない。

(取材=横田ちはる)

店舗データ

店名 立ち呑み かんぱい
住所 神戸市中央区中山手通1-4-12 ( ダイヤモンドビル1F )
アクセス JR神戸線、阪急神戸線三宮駅から徒歩5分
電話 090-5895-7828
営業時間 月~木曜 17:00~翌1:00、金・土曜17:00~翌2時、日曜17:00~24:00
定休日 無休
坪数客数 8坪・23席
客単価 1500円
関連リンク かんぱい(アメブロ)

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