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ナポリ仕込みの薪窯ピッツァと上質な魚料理を高いCPで提供 天満で話題のピッツェリアとバールの融合店「RICCO(リッコ)」

1Fのカウンター奥は薪窯でピザを焼く様子が見られる人気席。
ピッツァ一番人気は「マルゲリータ」(1200円~)。テイクアウトも可能。ワインはグラス(500円~、)でボトルの種類も豊富。スパークリングはフルボトルだけでなく飲みきりのミニサイズもある。
注文が通ってから練り上げる自家製モッツァレラ。食感と豊かな風味に驚くお客さんも多い。
窓の外に水が流れるオブジェを配置。くつろぎの空間は「天満らしくない(笑)」と関口氏。
ナポリ名店で修行を積んだピッツァイヨーロ、新添氏。生地は1日に40玉を用意している。

天満の細い裏路地、外国映画に登場しそうな縦長の赤いネオンが目に留まる。「Pizzeria&Bar RICCO(ピッツェリア&バール リッコ)」(大阪市北区、せきぐち代表取締役・関口孝男氏)の看板だ。2010年7月のオープン以来、人気急上昇。17時30分の開店前に、その日の席が予約で埋まってしまうことも多いという。約10坪の縦長い1階カウンター席はキッチンとの距離が近く、フロア全体で一体感が生まれそうだ。さらに階段を上ると、黄色い壁が鮮やかな2階テーブル席、大きなランプとソファでくつろげる4階サロンルームと雰囲気の違う空間が現れる。どの階に座ろうとも、お客さんの目当ては薪窯で焼く本格派ナポリピッツァだ。定番の「マルゲリータ(1200円)」を始め、アンチョビ&ガーリックが加わった「マルゲリータIYODA(1300円)」、4種類のチーズを使った「クワットロ・フォルマッジ(1500円)」が人気路線。またハーフ&ハーフで楽しめる「トムとジェリー『M』(1400円)」、「トムとシェリー『T』(1500円)」は、常連客のリクエストで生まれた。ピザを生地から焼き上がりまで担当するのが、“ピッツァイヨーロ”と呼ばれるピッツァ職人、新添氏だ。ナポリ屈指のピッツェリア「ダ・ミケーレ」での修行時代、1日1500枚を焼き上げていた経験の持ち主であり、そこで得た技術と感覚で、毎日の気温や湿度に合わせて生地配合を調整。低温発酵で味わいあるピザ生地を作り上げる。薪窯はオーナーの関口孝男氏が厳選した。自身も若い頃イタリアで修行を積み、過去西天満でイタリアンレストランを経営していた経緯から、「陶芸の文化背景から日本にも良い窯は多いが、毎日高温でピザを焼くための耐久性を考えるとイタリア製が上」と、ナポリから窯を取り寄せた。「RICCOは長い間やってみたかった店」と話すだけに、思い入れは強い。店舗外観はヨーロッパ港町に建つ小さなホテルをイメージし、内装に手曲げスチールを使用。古き良きイタリアのワンシーンを天満に再現した。そして、こだわりは店舗デザインに留まらない。実は、福島の姉妹店「海鮮ばー かるた」が「RICCO」のこだわりに一役買っている。「魚へのアプローチを広げたい」と関口氏が始めた「かるた」は現在、創作和食の人気店に成長。新添氏も「RICCO」のオープン前に「かるた」で魚料理を学んでおり、ピザと併せて一品料理も担当している。ピッツェリアはそもそも、コストパフォーマンスや手間をはじめ、様々な側面からピッツァ以外の一品料理に力を入れるのが難しいとされる。関口氏は2店を経営することで、そのジレンマを解消した。そんな一品料理は、「淡路島産 天然ヒラメのちょっとカルパッチョ(700円)」、「磯つぶ貝のエスカルゴバターソテー(550円)」、「長崎県産 甘鯛のカリカリ焼き(1000円)」、さらに注文を受けてから作る「自家製モッツァレラチーズ(950円)」ほか、約40種。同店の強みがここにある。イタリアで「バール」と言えば、朝から晩まで食事ができる地元っ子必須の食堂。ピザ同様メシも旨くなければ愛されない。天満の路地裏にぶらさがる「Pizzeria & Bar」の看板には、同店のこだわりとプライドが凝縮されているのだろう。

(取材=阿部寛子)

店舗データ

店名 Pizzeria & Bar RICCO
住所 大阪市北区天神橋5-1-5
アクセス JR天満駅から徒歩2分
電話 06-6354-4366
営業時間 17:30 – 翌2:00(L.O.翌1:00)
定休日 火曜
坪数客数 各10坪・1Fカウンター8席、2Fテーブル18席、4F15席
客単価 3000円
運営会社 有限会社せきぐち
関連リンク Pizzeria & Bar RICCO

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