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低単価均一店の先駆けとして全国に躍進する「じゃんぼ焼鳥 鳥貴族」 1月26日にオープンする東京・経堂店でついに200店舗目を達成!

代表取締役社長の大倉忠司氏。
200店舗目となる東京・世田谷区の経堂店。地下1階にあり、総席数は77席。
関西圏での最新店は201店舗の岸和田店。駅前の商店街内にあり得意とする空中店舗での展開。
新社屋に設けられたタレ工場。リニューアルに向けて開発が進められている。
新社屋にはテストキッチンも完備されている。

店内手打ちの国産焼鳥や山崎ハイボールなどを全品280円という破格の値段で提供し、幅広い層に人気を博す「じゃんぼ焼鳥 鳥貴族」。1985年に大阪郊外の俊徳道に第一号店をオープンして以来、紆余曲折がありながらも着実に店舗数を拡大し、いまや“トリキ”の愛称で親しまれる全国区の焼鳥チェーンとなっている。2010年10月にはタレ工場を併設した新社屋を開設し、2011年1月26日には東京の経堂に記念すべき200店舗目をオープン。しかし、それはほんの通過点と言わんばかりに攻めの姿勢をまだまだ変える気配はない。鳥貴族(大阪市浪速区)代表取締役社長の大倉忠司氏の視線は「未来の鳥貴族」を真っ直ぐにとらえているようだ。「目指すは1000店舗です。すでに国内で1000、2000と店舗を広げているナショナルチェーンさんを手本にさせて頂くと、当社ではまだまだ改善する点がたくさんあります。そのため、社内一丸となってこれまで体験したことのない未知の世界を歩んでいく気概でいますよ。この1年間で味やタレなど商品力の向上、店舗構造や厨房のリニューアル、教育プログラムの見直しなどを図っていく計画です」と話す。特にタレはさらなる味と品質の向上を目指し、30社近くの食品メーカーと社内の商品開発チームとで共同開発中。また、社内で新設されたのが厨房機器の開発プロジェクトチームだ。「本来、自分たちが使いやすい機器を作って全店舗統一で設置すれば一番効率がいいわけですが、厨房機器を自社開発している居酒屋チェーンはありません。大手ファストフードチェーンの厨房機器はどこもオリジナルで、オペレーションの効率化に成功しています。そこで当社ではチームメンバーと厨房機器メーカーさん、内装工事会社のみなさんとで毎月会議を実施し、“厨房力”を強化するための機器の企画開発を進めています」。教育制度や人事効果も見直しをかけ、今後は新卒採用にも乗り出す。実は、同社にとって新卒の社員採用は初めてのこと。商品とオペレーションに、“人材力”の強化も加われば、もはや1000店舗実現に向けての鉄壁の態勢ということになりそうだ。ちなみに、2011年中で、直営・FC合わせて全260~270店舗を展開予定。一方、決して変わることがないのが、「他業態への進出はしない」という信念。「これまでの飲食業界を見ていると、多業態経営や多角経営で成功しているところは無いように思えます。景気が良くなってくるといろいろと手を出して、景気が悪くなれば撤退して本業に集中する、その繰り返しでしょう。もっとも、代表である自分がひとつのことに集中していなければ、スタッフに仕事への情熱や店に対する愛情を伝えられるわけがありません。餅は餅屋。本業だけで利益をあげたいというのは今後も変わらないですね」。現実的かつ斬新な経営手腕と温かな人柄で、飲食業界内の人望も厚い大倉氏。だが、実は挫折も少なくないという。「開店資金が足らず、銀行のキャッシュカードを必死でかき集めた」というエピソードなどもあり、興味は尽きない。フードスタジアム関西では引き続き「鳥貴族」の動向を追跡していきます!

(取材=横田ちはる)

店舗データ

店名 株式会社鳥貴族
住所 大阪市浪速区立葉1-2-12
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