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世界初!?の“泡餃子”を開発した「東京粉餃子」が、大阪・肥後橋のオフィス街に2018年2月14日オープン!

メニュー開発を手掛ける本窪田氏(右)と、店舗責任者の中川氏(左)
大きな暖簾をたらす外観が、ひときわ通行人の目をひく。
元々イタリアンだった店内は、女性客一人でも入りやすいモダンな内装。
看板メニューの泡餃子_キャベツ380円。右にあるふわふわした泡のタレとラー油パウダーはお好みでかけることができる。羽根つきのパリパリ食感が楽しめるメニュー。
スキ焼きギョーザ680円。鉄板の上に餃子と野菜を置き、綿菓子を乗せて卵と一緒に食べる。少し時間がかかるのでオーダーは早めがベター。

(取材=佐藤 裕子)


大阪のオフィス街に2018年2月にオープンした「東京粉餃子(トウキョウ パウダー ギョウザ)」。牡蠣やオマール海老の卸会社の株式会社テンパーアップ(広島県広島市西区)が、肥後橋のオフィス街に出店。新しい餃子の楽しみ方を提案していく。

「女性が一人でも入れる餃子のお店」をコンセプトに、有名イタリアンを始め和食などさまざまなジャンルのメニュー開発を手掛ける本窪田氏が、世界初!?となるラー油パウダーを開発。洋食に使う技術を取り入れた、泡で食べる新感覚の餃子を看板メニューに新しい挑戦をスタートさせた。以前から一度手掛けてみたかったという餃子の可能性を追求していくための第一歩となる。

飲食店が並ぶエリアではなく、あえてオフィス街にオープンしたのは今後の店舗拡大を見込んでのこと。東京出店への意欲と「オシャレな餃子だから」という何とも茶目っけのある理由から、大阪発のお店にも関わらず店名には「東京」の二文字がついている。そんなちょっとふわふわしたカオの裏には、泡と同じく味への強いこだわりがある。

メニューにはスタンダードな「泡餃子」(キャベツ4コ380円)はもちろん、「オマール海老ギョーザ」(片身1,280円)や「セロリとパクチー水餃子」(5個680円)など、赤や緑など彩り豊かな餃子が並ぶ。泡の醤油やラー油パウダーをつけることで口あたりがマイルドになり、羽根つき餃子のパリパリした食感もそのままに食べることができる。ポテトサラダにアンチョビの泡をかけたり、水餃子にオイスターソースと生クリームの泡かけたり、素材に合わせたさまざまな泡とパウダーを使い分けている。泡やパウダーは客の好みでかけることができ、ボトルから出る泡のタレをぜひともお楽しみただきたい。イタリアンの要素をたっぷり取り入れた泡餃子には、ワインやスパークリングがよく合う。いろいろな泡餃子が食べられるお得なセットメニュー(お一人様1,500円、2名以上からオーダー可能)は、オフィス街とあって会社帰りの会社員に人気が高い。ランチには「ヘルシー豚カツ」(850円)や「広島県産カキフライ」(5個650円)などの洋食メニューを提供し、お店の認知度向上にも努めている。

こうした店舗展開は、今後の拡大を見据えた試験段階とも言える。当初は男性客が多かったものの徐々に女性客も増えてきており、売り上げも確実に伸びている。さまざまなイベントへの出店も予定しており、新商品の開発拠点としても今後のフランチャイズ展開の先駆けとしても順調だ。

中華のイメージが強い餃子だが、皮で包むというシンプルな形だからこそ、さらなる可能性が秘められているという。皮に使うものも小麦粉だけではなく、トマトやパクチーなどの野菜を練り込んだものを使ったり、野菜そのものを皮として使ったり、皮だけでもまだまだ開発の余地がある。中に入れる具を合わせると、これから取り組めることは多々ある。「前菜はもちろん、メインやデザートに至るまで、すべて“包む”メニューを使ったコースを作ることも視野に入れています。今までの経験を生かしてこれまでなかった新しいものを考え、それが形になるのが嬉しい」と本窪田氏。これまでの餃子の枠を超えた新しい“餃子”の可能性が楽しみだ。

店舗データ

店名 東京粉餃子(とうきょうぱうだーぎょうざ)
住所 大阪府大阪市西区京町堀1−11−3
アクセス 地下鉄四ツ橋線肥後橋駅から徒歩5分
電話 06-6225-7188
営業時間 ランチ:11:30~14:00(LO14:00) / ディナー:18:00~翌3:00(LO翌2:00)
定休日 日・祝
坪数客数 20坪 27席
客単価 2500〜2700円
運営会社 株式会社テンパーアップ(本社所在地:広島県広島市西区)
オープン日 2018年2月14日

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