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“明太子のやまや”が新業態「博多やきとりNICK北浜店」をオープン!


 辛子明太子でお馴染みの(株)やまやコミュニケーションズ100%出資子会社「やまや食工房」が2017年6月26日に新業態となる「博多やきとり NICK」を大阪・北浜にオープンさせた。これまでにも「博多もつ鍋 やまや」、「博多 kitchen YAMAYA」、「博多めんたい やまや食堂」と、自慢の明太子と“博多名物”とのコラボ業態を成功させてきた同社が、今度は「博多やきとり」でどのようにビジネスマンたちの胃袋をつかむ試みなのだろうか。店長の高垣佑太氏に、話をうかがった。

博多の焼き鳥と言えば、とり皮。竹串にぐるぐると巻き付けられた鶏皮を焼いたり、冷ましたりを繰り返すことでとことん油を落とす。カリカリに焼き上げられ、プニプニとしたあの食感はどこにもない。それを自家製たれで味付けするのがNICKの看板メニュー「博多のとり皮」だ。1串120円と現地、博多屋台で食べる価格と変わらない。しつこくないから、「博多ではみんなこのとり皮を、平気で10本、20本食べますよ」と谷垣店長。博多名物の煮込み、豚串も看板メニューとしてスタンバイ。NICKの「牛もつ串煮込み」は関西で言うところのどて焼きに当たる。大きな違いはビジュアルで、牛もつが串に刺さっている。「博多ではなんでも串にさしたがるんですよ」とは店長談。味噌ベースのあっさりとした味わいだ。NICKでは豚串は糸島産の豚バラにこだわる。脂身がさっぱりとしていて食べやすいからだ。

 メインの鶏は古処鶏を用いる。九州にある古処山の麓で育てられるこのブランド鶏は、ありのままの自然の中でじっくりと時間をかけて、自由にのびのびと、飼料にもこだわって育てられるため、肉質は適度なシマリがあって、鶏本来の滋味があるのが特長。「鶏ぎらいの人にこそ食べてほしいと思える、自慢のあかどり」だそうだ。そんな古処鶏を使った焼き鳥以外にも、牛、豚、野菜と揃う。ランチでも人気の「鶏の唐揚げ明太風味」、ポテトサラダのイメージを良い意味で打ち破る「ほかほか明太ポテサラ」、さっぱりとした味わいで箸が進む「もつポン」など、串以外のメニューからもたっぷり博多らしさが味わえる。

大阪証券取引所の地下グルメ街という立地柄、想定されるメインターゲットは付近で働く会社員たち。ビジネス街の昼時といえば、限られた時間や予算のなかで納得のいくランチを求め、午後の英気を養おうとする人々で混み合うもの。メニュー選びに悩む暇も惜しんで、同店のランチは「鶏の唐揚げ明太風味定食」「熟成豚ステーキ」「トリコムタン定食」の厳選された3種類のみ。辛子明太子またはカリカリ梅がトッピングされたご飯をお変わり自由にしたのは、とくに男性客にはうれしい配慮だろう。NICKでは、ご飯がおいしいのも魅力。ライスロボ(業務用自動炊飯器)を導入することで、計量・ザル 上げ・水加減・蒸らし時間がいつも一定、お店の味にあった「おいしいご飯」を効率的かつブレることなく毎日再現できている。

 現在の中心客層は昼夜共にサラリーマン単体もしくはグループで、夜にはカップル客の姿も混じる。客単価は昼850円、夜は3,700円〜4,000円に設定。今後、2号店、3号店とのれんを増やしていくには、この北浜店が試金石となることは間違いない。自宅と職場のはざまでほっと一息、ちょっと一杯。気の合う仲間と、話はずませ、気分よく帰宅する。そんなサードプレイスにぴったりの新たな一軒となりそうだ。

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