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SASAYAグループのキタエリア焼鳥包囲網。最新店のキーワードは、“女子力”。

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ビビンバ用の器を使った、黒地鶏 もも肉とせせりの鬼炙り盛り1200円。ボリュームもあり人気。
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ランチの人気メニューをディナー用にアレンジ。女子から好評なチキン南蛮タルタルフラッペ 780円。
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元は今年3月まで35年間営業してきた蕎麦店。引退を機に引き継いで雰囲気を残しつつリフォームした。1階はテーブル席とカウンター席、2階は座敷席が中心。
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おばんざいなど作る品数が多いため広めの厨房をキープ。見えないが、入口横には、炭焼き台を設置している。
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店長・森本氏以外もサポートや緊急時を除き、女性スタッフで構成している。

 2006年の第1号の焼鳥店のオープンから、パステリア、鉄板焼き店、おばんざいダイニング、釜飯ダイニング、たこ焼き&おでんダイニング、ピッツェリア、焼肉店など、破竹の勢いで店舗数を増やし、大阪の飲食店主たちから注目を集める株式会社 SASAYA(大阪市中央区、代表取締役・細井克司氏)。20店舗目となる、最新店は原点ともいえる焼鳥。 7月14日にオープンした「備長炭焼鳥 ともよ」があるのは、太融寺エリア。周囲のお初天神エリアや東通りエリアなど、半径300mほどに系列店が6店舗。そのうちの4店が炭火焼鳥メインとあって、自ら激戦区に飛び込んでいくという様相である。 周囲の焼鳥系列店は、イタリアンテイストの「炭屋キッチン やまや」、釜飯と焼鳥の「炭焼と釜飯 さかぐち」、玉ねぎと塩麹で漬け込んだ「づけ鶏」と「鳥すき鍋」が名物の「焼鳥 ひらい」、キタエリア1号店にあたる本格炭火焼鳥の「備長炭やきとり 坂上家」。キタエリア1号店以外は、焼鳥+α的なカタチで店に個性を際立たせている。これらに店長のキャラクターが重なり合って、少しずつファンを増やしていくのがSASAYAグループのスタイルのひとつだ。  SASAYAグループは、独自のマネジメントシステムを採用しており、店長の裁量権が大きく、新店舗の業態から、メニュー、営業時間、店名まで、ほとんどを決定する。また、修業した店舗の店長がエリアマネージャー的な役割を果たすのも特徴。今回の店舗のコンセプトも、細井社長、修業先である「備長炭やきとり 坂上家」店長・坂上翔氏と相談しながら進められたが、最終的には店長である森本知世氏の意思が最優先された。当然、物件選びも森本氏が最終決定。今回は、35年間、蕎麦専門店として営業していた2階建ての1軒家店舗を雰囲気を残しつつリフォームした。  今回の「備長炭焼鳥 ともよ」の看板メニューは、炎を上げながらあぶる炭火焼き。これは焼鳥系のグループ店と同様だが、もうひとつの名物がおばんざい(総菜)。ほうれん草のおひたしやレンコンのきんぴら、かぼちゃのたいたん(各270円)など、常時20種を目処に用意している。この、おばんざいを作っているのが、店長で女将の森本知世氏。修業先である「備長炭やきとり 坂上家」でも、あいていたランチタイムを活用し、昼営業専門の「ごはんのとも」を店長として切り盛りしていた。そのとき好評だった、おばんざいを今回の新店でも柱のひとつとして活かしたというわけだ。 このおばんざいだが、「ごはんのとも」をスタートする際に系列店でお総菜メニューが充実したダイニング「八百屋とごはん うらや」で2ヶ月間修業。店長の浦井氏から技術や知識を伝授された。グループ内の業態が多岐にわたるメリットを活かせるのもSASAYAの強味だ。 また、女性ながら焼き場に立っていることから、“女炙り師”として社内認定。話題になり客が増えればと願っている。そんなことから、スタッフも女性を中心に採用。「サラリーマンが自宅に帰ってくるように利用してもらえれば…」と森本氏が語るように、女性ならではの心遣いで接客できるような店を目指している。おばんざいをセレクトしたのも、このコンセプトが生きるからだ。 オープン1ヶ月時点では、想定内の好調さ。心配された、系列店から奪うカタチでの集客ではなく、新規客がほとんど。客の8割がサラリーマン男性で、女性店長と女性スタッフということの効果が現れているのかも知れない。意外な客層では、西天満方面のマンション住民の来店。夜の食事スポットとしての利用客も少なからずいる。また、ランチ客は想定以上の多さで、夜の仕込み時間に充てられないという、うれしい誤算となっている。カレー店などでは最近増えつつあるが焼鳥店では珍しい女性店長。この“女子力”店舗があたれば、ラーメン店や寿司店など、職人的な女性店長が増えてくるかもしれない。

(取材=高田強)

店舗データ

店名 備長炭焼鳥 ともよ
住所 大阪府大阪市北区曽根崎1-1-18
アクセス 地下鉄各線「東梅田」駅から徒歩7分
電話 06-6365-1533
営業時間 17:00~24:00(L.O.23:00)、11:30~17:00は「ごはんのとも」として二毛作営業
定休日 無休
坪数客数 20坪・48席
客単価 夜3000円、昼800円
運営会社 株式会社 SASAYA

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