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安くて美味いではなく、美味いものが安い『立ち喰い』酒場 5月29日、新在家に万グループの新業態「酒達(さかだち)」がオープン!

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間口が広く、店名ロゴもバッチリ映える。開店は15時から。近隣の大手工場の早番勤務の終了時間に合わせると、新在家の立飲み店は昼間から、が基本。
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店内は厨房をコの字で囲むカウンター、テーブルが2台。最高でおよそ30人が集客可能。
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境港、垂水、九州などから届く鮮魚の造りが280円~。「サクっと飲んで帰れる単価1500設定でリピートを狙いたいのですが、新在家のみなさんは立ち飲みに慣れていて長居する方が多い。たまに4000円って方もいてびっくり」と橋本氏。
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店長の山城博文氏と、早くも「美人店員さん発見!」とネットでの口コミが増えているスタッフのミキさん(写真右から)。
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常務取締役の橋本国博氏。もともと「居酒屋 万」のお客で、1995年に入社した。人気店視察に余念がなく、飲食経営者との交流も盛ん。

神戸~阪神間で居酒屋、寿司、お好み焼きを展開する万(西宮市、代表取締役・坂本州正氏)の新店舗「立ち喰い酒場 酒達(さかだち)」がオープンした。場所は、阪神新在家駅高架下で、地域活性プロジェクト「ソダッテ阪神沿線」を利用しての出店となった。「ソダッテ阪神沿線」とは、支援者から小口ファンドを募り、高架下の空区画を飲食店として活用し、地域活性を図る阪神電気鉄道のプロジェクト。現在「酒達」をはじめ、6店舗が出店している。創業40周年を迎えた万グループが、なぜ今回の出店、新業態開発に至ったのか。常務取締役の橋本国博氏に伺った。「新聞でプロジェクトの内容を知り興味をもったことと、以前六甲道の店舗で働いていた社長やほかのスタッフが、仕事終わりに新在家の立ち飲みによく来ていたこともきっかけでした」(橋本氏)。新在家=疲れを癒しに、人と人とが集まり、楽しく飲んでいた場所。思い出深い街を応援したいという思いとともに、橋本氏は新しい業態開発の必要性を感じていたという。「残念ながら閉店する店舗が続いたため社内に停滞ムードや、長く在籍してくれている腕のいい職人たちを活用できない状況がありました。それらを打破するための『酒達』であり、当社の今後を担う試験的店舗でもあります」と話す。長年のネットワークから、長崎や大分、垂水の昼網の鮮魚が入る仕入れルートはある。魚の目利きと調理技術をもった熟練の職人もいる。彼らを起用し、社内独立も目指せる業態を作りたい――。橋本氏はさまざまな店舗を視察し、情報を仕入れ、「旬の鮮魚が破格で揃う店」「毎日でも行けて、お客さん同士が仲良くなる店」をコンセプトに、立飲み業態を開発した。目玉は、「生まぐろの刺身」が380円(以下税別)。造りのクオリティには自信ありで、原価も80%以上をかける。取材日は造りだけで9種を置き、中には「ふぐのたたき」という珍しいものも。「魚介」という売りを明確にするため、揚げ物は当面置かない。「揚げ物が食べたいならよそに行ってください、と。温かいものは煮込みや魚のアラや酒粕を使ったオリジナルカレーでカバーします」。ドリンクは、ハイボール(280円~)を強めにプッシュ。ブラックニッカ、ジャックダニエル(各380円)、余市、白州(各480円)が揃う。生ビールよりも前面に打ち出しているのが、エクストラコールドの新ライン、ドライブラック(430円)だ。お客への浸透は低いというが、これも差別化のための要素の一つ。「近所だけですでに5軒の立飲みがありますから、選ばれるためのわかりやすい差別化が必要だと考えています」。15時から22時という営業時間は「社内独立後も、店主が無理なく、長く働けるように」と考えた結果。パソコンが苦手なスタッフでも運営できるよう数字管理もアナログにしているという。「閉めなくてもいい、地元に長く根付く業態にしたい」。元お客として万グループを愛してきた橋本氏の願いがある。「人と人とがうまいアテと酒を通じて友達になってもらえたら、という思いで、店名を“酒達”としました。すでに想像通り、お客さん同士でワイワイしてもらっています。とりあえずこの店をうまく離陸させて、塚口や垂水といったローカルでも展開していきたいですね」

(取材=横田ちはる)

店舗データ

店名 立ち喰い酒場 酒達
住所 神戸市灘区浜田町3-4-5
アクセス 阪神神戸線「新在家」駅より徒歩1分
電話 078-858-6622
営業時間 15:00~22:00
定休日 無休
坪数客数 17.5坪・最高30人
客単価 1000円~3000円
運営会社 株式会社万
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