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11月12日、中崎町に牡蠣専門店「牡蠣にくエキス ガレッジパワー」がオープン オイスターバーのクオリティとバールのカジュアル感で関西牡蠣業態が確変か

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中崎天五商店街内。いわゆるビニシー店舗で、見た目にはわかりにくいが3階建て物件。2階はサロン遣いできるスペース。
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生樽から注ぐ「生スパークリングワイン」(500円)を、いち早く導入。
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付き出しは、蒸し牡蠣2個、ムール貝1個が付いて一人500円。代表の中川氏曰く「めっちゃ不安な設定」とのことだが、インパクトが強く好評だそう。
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店内で仕込む自家製生ベーコンメニュー、「上 ボンレス生ベーコン トマトとレッジャー/生胡椒」(880円)。2名でシェアしても満足度大のボリュームだ。
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代表の中川食堂氏。自ら厨房で腕をふるう。「誰か店をやりたい方がいれば連絡を!」とメッセージ。

外食激戦区天満に隣接しながらも、長屋カフェや雑貨店が集まりのんびりとした下町感を残す中崎町。街行くほっこり系女子も思わず二度見する、パンチのある一軒が登場した。その名も「牡蠣にくエキス ガレッジパワー」。産直で仕入れる国産牡蠣と肉料理、コストパフォーマンスの高いワインを豊富に揃え、単価は3500円~4000円。オイスターバーでもなく牡蠣が名物の居酒屋でもない、ハイクオリティの牡蠣バールとなっている。看板メニューは、牡蠣をアクアパッツァで調理する「名物!! 牡蠣のガンガン焼きパッツァ」(1480円)、「ワインによく合う牡蠣とお肉とお野菜の前菜盛り合わせ(サラダ仕立て)」(980円)「ワインによく合う自家製生ベーコンの盛り合わせ」(1280円)の3つ。もちろん、生牡蠣も1個290円からスタンバイ。時季によって変動するが、赤穂の室津産、北海道の昆布森産、福岡の豊前産、南オーストラリア産コフィンベイなどが揃う。お任せの盛り合わせは3個980円とお得だが、福岡の豊前産は1個380円。天満の価格帯を考えると決して安くはないが、それでも牡蠣の原価は60~80%となっている。牡蠣と並ぶ自信作が、店内で仕込む自家製生ベーコンと生ホルモンだ。「上 ボンレス生ベーコン トマトとレッジャー/生胡椒」(880円)「骨付き馬リブの生ベーコン サラダ仕立てガーリックソース」(780円)、希少な馬のバラ肉「フタゴエユッケ」(680円)など6種。馬肉は牡蠣と合わせて食べる「馬テール鍋」(一人前980円)というユニークなメニューも。ほか、牡蠣フライや馬ミンチカツ、アンチョビにフランスパン…と、一品も充実。一軒目に牡蠣三昧で攻めたり、2軒目遣いで飲み目的の“サク牡蠣”もよし、と柔軟な使い方が見込めそうだ。ワインはグラスもあるが、基本はボトルで提供。2500~円だが、「意外なことに5000円前後のボトルがばんばん出る」と代表の中川食堂氏。その種類の豊富さも特筆すべき点。シャンパン12種、5000円~、スパークリング8種、赤、白各14種という全48種ものラインナップだ。しかし、オイスターバーの定番のシャブリが見当たらないのは、「あたりまえすぎて、オモロない」という中川氏のこだわりゆえ。中川氏は食品総合卸を行う味源代表取締役でもあり、店舗プロデュースも手掛けている。今回の出店は予定外だったとか。「家賃が非常に安い物件で、とりあえず押さえていました。知人の中でやりたいというオーナーさんがいるだろうと思っていたのですが、誰もやりたがらなくて(苦笑)」。というのも、物件は中崎町駅前の商店街にありながら、通りから10mほど奥まったところにあり目立ちにくい。家賃は破格の安さだが2階70席というスペースも業態次第では手に余るだろう。「自分でやる以上、ヤケクソといったら言葉は悪いんですが無茶してやろうと」。牡蠣を扱うことに、周囲からは猛反対された。「関西では牡蠣=あたるというイメージが強い。やりにくい素材だけど、そのぶん競合がいない」と決断した。初期投資も激安で保証金込で150万ほど。「お好み焼き店だった居抜きを活かし、できるだけ手作りしました。お金をかけずにどこまでできるか、でも、料理やドリンクはレストランの内容で、というのがテーマです」。店前交通量は多いが、あえて呼び込みやクーポンもなし。オープン景気が落ち着いた2週間後には、1日の来店客はおばあさん一人ということもあったとか。しかし、不安は杞憂に終わり、12月には新規客で満席に。「オイスターバーによく行っているという方も多いし、通りがかりのお客さんも少なくありません。今は常連さんも増えましたし、1週間で5回来店され、なおかつパーティ予約までいただける方も。予想以上の反響で、今後店がどうなっていくのか予想がつかない(笑)」。今後は馬肉のほかにヒツジやウサギなども投入し、ワインはなんとDRC(ロマネコンティ)を仕入れ、早くもボトルに予約が入っているとか。「天満ではありえないかもしれませんが、お客さんを見ていてそのニーズはあると感じています。一杯目もビールじゃなくて、スパークリングを飲んでもらえるようにしたい」とも。中川氏の“無茶”には各メディアからの注目も高まっている。

(取材=横田ちはる)

店舗データ

店名 牡蠣専門店 牡蠣にくエキス ガレッジパワー
住所 大阪市北区中崎1-6-18
アクセス 地下鉄谷町線「中崎町」駅より徒歩すぐ
電話 06-6373-3024
営業時間 18:00~24:00
定休日 不定休
坪数客数 10坪・70席 
客単価 3600円
運営会社 中川食堂
関連リンク 牡蠣にくエキス ガレッジパワー(ぐるなび)

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