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フード原価60~80%!立ち飲みスタイルで楽しむ5坪のフレンチ 11月4日、心斎橋・三ツ寺筋に「立ち喰いフレンチ ミッテラン」オープン!

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心斎橋商店街の東側。東へ行くほどにディープになっていくが、そこからのデリバリーニーズが高い。
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「牛フィレ肉のロッシーニ」(1280円)。トリュフを使った贅沢な一皿で、同店のキラーコンテンツの一つ。
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「前菜の盛り合わせ」(3種680円~)と、「自家製パン盛り合わせ」(300円)。フード原価は60~80%。食と情報に敏感な30代女性がターゲット。
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元は、焼肉で人気の「龍の巣」があった物件。キッチンを変更し、ダクトを外し、5坪の店舗は大改装となった。
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代表の小川氏。好きな店は、新梅田食堂街にある「かやくめし 奴」、京橋の「とよ」。大阪では立ち飲みの代名詞のような店だ。「どちらにも、飲食の本質があるような気がします」

最近、ミナミの新店情報が続く、本コーナー。天満や福島の外食バブルが若干落ち着きを見せているせいか、「あえてミナミど真ん中で」的な勢いのある店舗が目につく。11月4日にオープンした、「立ち喰いフレンチ ミッテラン」もそんな一軒だ。運営は、尼崎で200席規模の日本料理・寿司専門店「暫(しばらく)」、ワインのBYOを導入する「ワイン食堂 while(ワイル)」などを展開する暫(尼崎市神田北通り)。代表の小川唀躍氏は尼崎出身で、地元で1996年から外食業に参入。以来、“尼崎ではありえない”と言われていた単価5000円の本格和食やバールを出店し、成功してきた。そんな根っからの尼崎人の小川氏が、大阪に初出店。しかも心斎橋の三ツ寺筋という外食関係者のメッカでもあるディープなエリアだ。気になることはさまざまあるが、まずは店舗のことから。奥に細く伸びた5坪の店舗は、20人入れば満員というキャパシティ。キラーコンテンツは、「立ち喰いフレンチ」とあるように、フォアグラやトリュフ、オマール海老を使った手の込んだフランス料理だ。「牛フィレ肉のロッシーニ」(1280円)は、牛フィレ肉にフォアグラを乗せて、トリュフのソースでまとめた逸品。もう一つのおすすめは、「オマール海老まるごと一匹」(1280円)。タマネギやマスタード、ケッパー、パセリを効かせたソースと、海老の殻やトマトを使った濃厚なソースのどちらかを選んで食べる。どちらも採算度外視の1日10皿限定メニューだ。ガッツリ系のほか、前菜系(盛り合わせ3種680円~)、魚介のマリネやサラダなどの小皿料理、自家製パン、デザートなど約40種が揃う。「料理の原価は60~80%。飲食ではなく物販的な発想で、回転数で勝負したい」と小川氏。回転率アップの仕掛けの一つが、グラス600円で提供するシャンパン「ヴーヴ・クリコ・イエローラベル・ブリュット」だ。オープンキャンペーンとして1日3本のみに限定。ヴーヴ・クリコ目当ての早がけの集客が見込め、3本(18杯計算)完売すればそれで一回転。「一日3回転で60人のお客様に来ていただくようもっていきたい」と小川氏。立ち喰いで楽しめる本格フレンチ、CP抜群のグラスシャンパンという武器と平行して、メディア戦略も検討中。さて、今回の物件は知人からの紹介という。立地を聞いたとき小川氏に浮かんだのは「えらいこっちゃ」。初の大阪出店というのもあるが、「強者が多いエリアですからね。でも、だからこそ興味が湧いたというもあります。同じミナミでやるなら流行りの座裏や裏難波ではなく、ど真ん中で勝負するのもいいかなと」。フレンチに決めたのは、第一号店「暫」の常連客に、フレンチの食材を全国規模で流通させている食品卸会社オーナーがいたことがきっかけ。偶然の縁で、高級素材の低コストでの仕入れが実現した。小川氏はこうも語る。「周囲にカジュアルなフレンチがなかったこともありますし、かつて和食や寿司の職人が高級店から街場に出て個人店ができていったように、フレンチにもその流れが始まっているんじゃないかと。ホテルのフレンチでは上が詰まっていて、やる気のある若い子たちが活かされていないじゃないかって思うんですよ」。小川氏の読みどおり、若手のシェフやサービススタッフは求人情報誌で難なく採用できた。ホテル出身者が多く、ワインの知識も豊富だという。オープン後の意外な発見が、デリバリーニーズの多さ。周囲のラウンジなどから多い時で1日20件ほど注文が入るという。「エリア独特の、おもしろいニーズですよね。ケータリング部門を作っていけるか思案中です」。今後、イメージしている店舗については、「魚介を使ったフレンチやイタリアン。でも高くなくて、たとえば『わい家』さんの洋風版のようなイメージ。外国の大漁旗があれば店に貼ってみたいですね」。小川氏は、新店ごとに業態を変えていくのがモットー。次の展開も今から楽しみだ。

(取材=横田ちはる)

店舗データ

店名 立ち喰いフレンチ ミッテラン
住所 大阪市中央区心斎橋筋2-3-32
アクセス 地下鉄御堂筋線「なんば駅」から徒歩5分、 地下鉄御堂筋線「心斎橋駅」から徒歩5分
電話 050-5796-4812
営業時間 16:00~翌4:00LO(翌5:00)
定休日 不定休
坪数客数 5坪・20人
客単価 3000円
運営会社 有限会社 暫
関連リンク 立ち喰いフレンチ ミッテラン(ぐるなび)
関連リンク 尼崎ワイン食堂 while(ワイル)
関連リンク 暫(しばらく)

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