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大阪市内にまた一軒、新しいクラフトビール専門店が登場! 7月12日、梅田に「クラフトビアハウス molto(モルト)!」がオープン

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店頭にはL字のスタンディングコーナーを設け、サク飲みやウエイティング時にも使えるカジュアルな楽しみ方を提案。
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入り口横にずらりと並ぶタップ。「地下倉庫で寝かせ、落ち着いたビールを使っています」と西川氏。ビールの状態に合わせ、ガス圧、チューブの長さなどの微調整が不可欠。
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クラフトビールはMサイズ(240ml)650円~。「旨味たっぷりムール貝のビール蒸し」(680円)。
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阪急グランドビル31階からは梅田の街が一望できる。カウンター席、奥のボックス席など、夜景を楽しめる作り。
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代表の西川智之氏。すでに本サイトで紹介しているクラフトビール店の中百舌鳥「エニブリュ」、北堀江「カミカゼ」の両代表とも親交がある。「クラフトビールはお客様だけではなく、売る側同士も仲良くなっていますね。いろいろ教えてもらっています」。

クラフトビール専門店の新顔登場! 場所は、阪急グランドビルのレストランフロア「空庭ダイニング」31階で、7月12日「クラフトビアハウス molto!(以下、モルト)」(代表、西川智之氏)がオープン。24種のジャパンクラフトビールと30種のイタリアン系フードを揃え、関西でも流行の兆しを見せるクラフトビールシーンに参入した。代表の西川氏はもともとコーヒーの焙煎会社で、豆の卸しや焙煎、カフェプロデュースなどを手掛けていた。2004年、北堀江のイタリアンレストラン「mothers(マザーズ)」で飲食店経営をスタート。その後、堂島にイタリア食堂「タベルナ エントラータ」、茶屋町にイタリア酒場「エントラータ」をオープンし、いずれの店舗も好調を続けている。今回、阪急ダイニングフロアからも「エントラータ」での出店を依頼されたというが、西川氏はすでに実績のあるエントラータではなく、あえて不慣れなクラフトビール業態での出店を決意する。クラフトビールとの出合いは2年ほど前。「茶屋町店新業態開発のために大阪の食材をいろいろと探しているときに、箕面の地ビールを飲んでみたら予想以上に美味しい。既存店で瓶を置いたところお客様の反応もよく、それからクラフトビールに興味を持ち、箕面ビールやそれ以外の全国のブルワリーを見学して回るようになりました」。クラフトビールを知るうちに、商品管理の難しさや原価の高さなどを痛感。「でも、阪急グランドビルという立地は業態のテーマを絞らないと31階までお客様は来てくれません。フロアの回遊性も高いとはいえないので、目的客をターゲットにできる業態じゃないと無理だと思いました。阪急側は、他店と業態がかぶらないこともありとても興味を示してくれました」と語る。西川氏セレクトのビールは24種。Mサイズ240mlが650円~と、西川氏曰く「ギリギリの値段」という低価格。「アップルホップ/南信州」「スタウト/飛騨高山」「駿河ベイインペリアルIPA/ベアードブルーイング」など、マニア向けではなく初心者でも飲みやすいものを揃えていることが特徴だ。また、「ブルワリービアフライト」と題し、3種(各140ml)を飲み比べするメニューも。月ごとにテーマを変更し、たとえば8月は、国内地ビールコンテストで金賞受賞歴をもつ宮崎のブルワリー「ひでじビール」から、宮崎マンゴーラガー、月のダークラガー、森閑のペールエールを提供している。フードにも力を入れる。「旨味たっぷりムール貝のビール蒸し」(680円)、自家製のサルシッチャは、肉汁たっぷりの豚、仔羊とローズマリー、粗挽き魚介の燻製(各780円)と3種スタンバイ。ほか、パスタやアクアパッツァ、ストウブなどもあり食事メインでもOKの充実ぶり。毎月、飲み比べと同じ都道府県の食材をフィーチャーし、地元の水で作られたビール、地元の食材で作られたフードを掛け合わせて楽しむ企画も実施している。「同業者から、さんざん(クラフトビールは)無理だと言われた」と苦笑する西川氏だが、オープン後、周囲の声に反して店は満席が続いている。クラフトビールファンの来店もあるが、平日会社帰りの女性客が6割で、初めて飲んだというお客もいるとか。単価は4500円。昨今の飲食店では決して安くはないぶん、「重視するのは、お客様をしらけさせないこと。料理提供のスピードやスタッフの立居振舞い、店内の空調やBGMは本当に気を遣う。お客様にとってきちんと使える店でありたいですね」とも。西川氏のテーマは「飲食づくりは街づくり」。現在は一貫してイタリアンが多いが、基本的に業態の縛りはもたず、今後も出店場所に応じた業態開発を続けたいと話す。クラフトビール業態についてはどう考えているのか。「クラフトビールは生産者の“想い”を売ることが大事。これからやるなら、取引時に直接ブルワリーに出向き、会話し、信頼関係を築くことを大切にしてほしいと思います。ただ、扱いが難しいので、大阪では大ブームにはならないのでは…。私個人としては、外国人向けにジャパンビアの味と魅力をPRしたいですね」。他のクラフトビール店オーナーに負けず劣らず、熱い信念のある西川氏。今後の動向についても要追跡。

(取材=横田ちはる)

店舗データ

店名 クラフトビアハウス molto!
住所 大阪市北区角田町8-47 阪急グランドビル31F
アクセス 地下鉄御堂筋線、阪急線「梅田駅」から徒歩すぐ
電話 06-6809-2641
営業時間 11:30~15:00、17:00~23:30(23:00L.O)
定休日 不定休(阪急グランドビルに準ずる)
坪数客数 坪数/23坪・35席
客単価 4500円
関連リンク クラフトビアハウスmolto!
関連リンク (ぐるなび)

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