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5月11日、「串カツ酒場」が飲食激戦区・ぷらら天満北側に新店オープン! 今後のFC展開をにらみ、ブランド力・認知度アップを目指す

「外観は一種のメディア。飲食店にとって最強の販促・集客ツールになりえる」という見解を持つ大橋氏。「今回初めてデザイナーを入れず、自分たちで作り上げた」という内装。一部のテーブルは、スタッフ自らペンキ塗りをしたそうだ。
ビニールシートをあけると、通路から印象的なインテリアが広がる。何とも言えないオープンエアーな雰囲気は、体感の価値あり。
カジュアルから本格派まで。串カツと一緒に楽しめる約20種類のワインを取り揃えている。
第3回エフロク・若手経営者トークセッションにて登壇した大橋氏。「エフロクでお話した後、新たなFCオーナーとの出会いがあったり、志の高い飲食経営者と親しくなれたり、天五店の物件が見つかったり。いいことが続いています」。天五店ではブランド力UPに向け、店長として自ら店舗に立つ。

これまで二度にわたり、フードスタジアム関西でその動向を取り上げてきた「串カツ酒場 The New World Dining&Bar(以下、「串カツ酒場」)」。飲食激戦区の福島や天満において、デザイン性・カジュアルさに富んだバルスタイルの串カツ業態を展開。清荒神、塚本にはFCでも出店している。5月11日には、ビニールシート(通称:ビニシー)で覆われた店が乱立する天満屈指の飲食激戦区、ぷらら天満北側に「串カツ酒場 天五店」をオープンした。 今回の出店経緯について、「串カツ酒場」を展開するリジカーレン(大阪市北区)代表の大橋孝朗氏は、「今後の展開を考えると、『串カツ酒場』をもっと、FCオーナーさんがプライドを持って働けるような、ブランド力と認知度のある業態に進化させていきたいと考えていました。そんな時、天満店のビラ配りをしていたら、偶然こちらの物件情報を見つけて。天満を象徴するこの地に出店すれば、ブランド力を上げるのにうってつけだと即決しました」。 もちろん今回の出店の背景には、2011年3月、関西テレビ前にオープンした天満店の業績好調も挙げられる。「ディナータイムはビジネスパーソンやOLさん、カップルの方々に。土日祝のランチタイムには、『お子さまランチ』(150円)をメニューに加え、観光客や家族連れの方々にご利用いただいています。また、3階を30名までOKのお座敷にしたことで、宴会や団体客、小さなお子様を連れたママ会の需要も増加。「串カツ食べ放題(90分:1780円、120分:2480円)」をスタートさせたこともあり、家族連れやママ層にも安心してご来店いただけているようです。さらに深夜は同業者の方がいらっしゃり、時間帯ごとにバランスよくお客様の取り込みに成功しています」。 繁盛店となった背景には、もちろん地道な努力がある。「若い家族が住む公営住宅団地に、数回にわたり集中的にポスティングをしました。その結果、家族連れやママ会利用が増え、来客は150%アップ。また来店されたビジネスパーソンやOLさんには、3Fに宴会場があり、会社の飲み会にも使えることを会話の中でさりげなくお伝えするようにしていました」。 天満店から、距離にして数100メートルしか離れていない天五店。大橋氏いわく、「出店に際して変えたのは、ビールの価格を少し下げたくらい(「エビスビール420円→390円」)。他の店がやっていることをまねしても意味がない。誰の真似でもない、自分たちのオリジナリティをトコトン出そうと、市場内ではあまりない、「食べ放題」もあえてやっています。オープンして数日、天満店より、お酒やワインを飲み慣れている30~40代のご来店が多いと感じています」。 メニューに関しては、「やはり当店の武器は串カツ(80円~250円)の味。インカのめざめ、シロニンジンなどの珍しい野菜や北海道産のししゃもなど、いい食材を使うようにしています。一品メニューに関しては品数を多くするより、手間隙かけた一品がお客様に支持されると、これまでの経験で分かりました。うちでいえば、ポテトサラダ(490円)や和牛スジコン煮(590円)ですね」。 さらに、独自の内装も「串カツ酒場」の真骨頂だ。「ビニシーの良い点は、店内が見えること。串カツ酒場の特徴である、ヨーロッパの田舎的雰囲気ただよう感度の高い内装にして、通行する方々にを見てもらいたい。それがブランディング、系列店の宣伝にもなるのかなと」。 若者や女子、ビジネスパーソン、主婦、子ども、家族連れと、老若男女を虜にする「串カツ酒場」。1号店出店以降、着実に業態力を進化させてきた。その理由について、「ゆるぎないブランドコンセプトがあれば、何かを判断するとき、戻る場所がある。「串カツ酒場」の場合は、“ヨーロッパの田舎町に住むパン職人が、遥か遠い日本のKUSHIKATSUの味に感動し、故郷で再現したらどうなるか・・・”というストーリーが、業態作りの基盤となっています。今後も、串カツと店内の雰囲気を武器にブランド力を高め、どこの場所でも勝負できるような強い業態を作っていきたい」。 現在、直営3店舗、FC2店舗を展開中。「2012年中にFCを1店舗増やし、2013年夏以降には多店舗体制に向けて本格的に動いていきたい。40代のうちに、“串カツ”で一大チェーンを築くのが目標です。直営店をオープンし、経営が軌道に乗ったところでFCオーナーに引き継ぐ。当社がリスクをとって、本気で飲食業で独立したい方を応援していけたらと考えています」。大橋氏の描くストーリーは、まだ序章にすぎないようだ。

(取材=箱部佐知)

店舗データ

店名 串カツ酒場 The New World Dining&Bar 天五店
住所 大阪市北区池田町7-7
アクセス JR環状線「天満駅」より徒歩1分
電話 06-6354-2245
営業時間 17:00~翌2:00
定休日 年中無休
坪数客数 5坪・18席
客単価 2500~3000円
運営会社 リジカーレン
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