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三宮の「カラアゲニスト」が揚げるガツン系唐揚げ!こだわり白ご飯の定食が人気「ごはんや 鶏っく」

シンプルな木目調の店内。昼はスピードを、夜は寛ぎを意識した店作りをしているとのこと。
人気の「鶏ネギソース定食」(780円)は、パンチの効いたソースで白ご飯が進む。
定食にありがちな安っぽい器ではなく、器も楽しんでもらおうと、メニューに合わせて料理の映える盛りつけの出来る和食器を選んでいる。
一見こわもてながら(失礼!)話し出すと優しげな笑顔の同店オーナー植田隆広氏。「業態としては、まだまだ改善点は多い。夜に関しては、もう少し幅を持って楽しんで頂けるよう試行錯誤ですね」と話す。

ここ数年来、じわじわと話題にのぼり、昨年いよいよ火のついた唐揚げ人気。“唐揚げ検定”や“カラアゲニスト”なる言葉をつくり、業界一体となった盛り上げが功を奏したか、地方の有名唐揚げ店が東京や大阪に進出し、テイクアウトの唐揚げファストフードが若者たちに人気を博している。そんな昨今、定食にこだわり神戸三宮で4年前から営業する唐揚げ専門店がある。昼時は行列必至の人気店「ごはんや 鶏っく」だ。
オーナーの植田隆広氏は、意外にも“寿司屋のせがれ”として生まれた。子どもの頃から魚に慣れ親しんだのはもちろん、大人になり飲食店での修行中も和食店で魚をさばく日々。当時「鮮度に最大限注意を払い、下ごしらえに手をかけ、どれだけ美味しい魚料理をと思っても、若年層の“魚ばなれ”を身をもって感じていた」という同氏。そんな中、5年ほど前にふと気づいた。「海鮮居酒屋に来ても、どこに来ても、みんな唐揚げを頼むなあ」。実際、自身も唐揚げ好きで、サイドメニューに唐揚げがあればつい注文してしまう。そこで一念発起し、自身の地元三宮で唐揚げ専門店を開業することに。
「物件は、希望の席数を確保できる大きさで、駅近という条件で探していました。ここは希望の大きさだった」。業態作りをする上では、「オフィス街が近い三ノ宮の駅前という場所がら、ターゲットはビジネスマンとOLのランチが絶対的メイン。でもビルの地下の飲食街だから、夜の酒飲み使いは少ない」。そう考えた同氏は、昼も夜も定食に絞ってメニュー構成し、今の業態を作り上げた。唐揚げは、銘柄鶏にこだわらず、下味を一晩かけてじっくりしみ込ませ、柔らかさとジューシーさを引き出している。さらに定食としてこだわっているのはご飯の米だという。米食味鑑定士、通称“お米のソムリエ”である信頼できる仕入れ業者に頼んで、同店の唐揚げを食べてもらい、ぴったり合う米を厳選、岡山県産のヒノヒカリを使用。この米は短時間でふっくらと炊き上がり、甘みがある。テイクアウトして冷えたとしても美味しいご飯だそうだ。
一番人気は、「鶏ネギソース定食」(780円)、ランチタイムの女性に人気の「南蛮定食」(850円)、「鶏みぞれ定食」(780円)など、11種類の定食がある。サイドメニューにこだわりの極上たまご「蘭王」(150円)があり、濃厚な玉子かけご飯も楽しめる。夜も定食が人気で、唐揚げをつまみにビールや焼酎を一杯、そしてご飯もので締め、という寸法だ。
基本的には昼夜週に何度も通う常連が多いそうだが、最近のメディア露出で土日にも新規顧客が列をなすようになった。こうなると気になるのは今後の展開のことだが、「(2店舗目を)出したい気持ちはあるけれど、今の店舗ももっと改良、進化が必要だと思っている。次についてはその上でと思ってます。今色々構想を練っている最中です」と同氏。唐揚げというオーソドックスなメニューでの勝負は、明確なコンセプトや周辺メニューづくりがキーになるという。近い将来、三宮からまた新たな唐揚げ業態が生まれることを期待したい。

(取材=西村公美子)

店舗データ

店名 ごはんや 鶏っく
住所 神戸市中央区三宮町1-8-1 さんプラザB1F
アクセス JR神戸線、阪急神戸線、阪神「三ノ宮」駅、徒歩すぐ
電話 078-391-3177
営業時間 11:30〜15:30、17:00〜20:30
定休日 不定休
坪数客数 11坪・20席
客単価 ランチ850円、ディナー1100円
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