7月19日、北浜と堺筋本町の間にある瓦町に、「グイットーネ」がオープンした。運営は北新地の人気レストランバー「GIROND'S JR」、「鮮魚酒房 ジロー亭」などを展開するジー・クレスト(大阪市北区)。今回のテーマは、“立ち食い酒場&ガストロ食堂”で、45坪L字型の店内を2部構成に分けていることが特徴だ。
入口を入ってすぐのスペースをスタンディングにし、オープンキッチンが象徴的なカウンター席を抜け奥に広がるのは、40席はゆうにとれるレストランエリア。スタンディングと、カウンター席を含むレストランエリアとではドリンクの値段、フードメニュー内容に変化をつけ、一つの店舗に二業態あるかのような大胆な振り幅だ。同社代表取締役社長の徳永しんすけ氏は、「場所柄、商圏が広いとはいえないエリア。ジャンルや使い方に捉われず、界隈で働く人や住む人の日常遣いの場にしてもらえたら」と話す。
業態開発の経緯はビル地下45坪でL字型というスペースの活用がきっかけだが、関西ではここまではっきりとメニュー内容や空間を区別している店舗は数少ない。スタンディングエリアでは、月替わりで全国のつまみをフィーチャーする「珍味ジャパン」(280円)をはじめ、「本日のおばんざい」(280円)、「もつ煮」(430円)などカジュアルなフードが揃う。ドリンクは、「生ビール」(390円)「グラスワイン」(460円)、焼酎・ウイスキーは350円~。とリーズナブル。「全国のコップ酒」(650円)などもあり、がぶ飲みワインやイタリアンが主体の巷のバールと差別化。お客はテレビモニターでスポーツ観戦しながら、80年代の洋楽をBGMにサク飲みができるエリアで、ターゲットは35歳~40代男性というのもうなずける。
一方のレストランエリア。シンプルなフレンチビストロをイメージし、テーブル席がゆったりと設けられている。フレンチ出身のシェフが提供するのは、フレンチ、イタリアン、エスニックなどジャンルの垣根を越えたラインアップ。「アンティパスト ミスト(前菜5種)」(780円)、「フィノッキオのサラダ」(580円)、「若鶏のバジル炒めエスニック風」(630円)、「真鯛のポワレ スープ仕立て サフランの香り」(1100円)、「パルマ高原ホエー豚のグリル」(1100円)など、30種以上が揃う。「洋食だからワインがいいとか、和食だから日本酒とかいう枠を壊したかった。別にフレンチに焼酎でもいいはずで、あくまで自由に。自分たちが食べたいものを、というスタンス」と徳永氏。
同社が展開する飲食店のなかには、自然農法で育てた野菜や自社農場の減農薬米などを使う業態、医食同源をテーマにしたカフェなどがあり、今後も店舗展開には意欲的だ。「2020年までに20店舗をめざしていますが、自分自身もっと学ぶことが必要。今回、北新地から出たのもそのためで、新しいチャレンジの場としたい。ひとまず、この『グイットーネ』では、北浜や堺筋本町界隈のおじさまたちを元気にしていきたいですね」。
(横田ちはる)
| 店名 | グイットーネ |
| 住所 | 大阪市中央区瓦町1-7-7 ( ランズ瓦町ビルディングB1F ) |
| アクセス | 地下鉄堺筋線「堺筋本町」駅から徒歩3分、「北浜」駅から徒歩8分 |
| 電話 | 06-6484-7236 |
| 営業時間 | 11:45~14:45、17:30~23:00 |
| 定休日 | 日曜・祝日 |
| 坪数席数 | 45坪・スタンディング約25名、レストラン44席 |
| 客単価 | ランチ800~1000円、ディナー約3000円 |
| 運営会社 | 株式会社ジー・クレスト |
地下店舗ながら、ビビッドなオレンジ使いの看板がオフィス街に映える。
1000円でアテとビールが楽しめるスタンディングエリアは、女性客にも人気。
レストランエリアは他のスペースと完全に間仕切りができるため、貸切パーティやイベントも可能。
レストランエリアにはアラフォー感涙の80年代ポスターが並ぶ。ほか、80年代洋楽のレコードなどもある。
代表取締役社長の徳永しんすけ氏。興味のある出店エリアは?「やはりキタ。天王寺や阿部野もいいなと思います」
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