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豪華寿司、ちりとり鍋、飲み放題がついた51%オフのコース1080枚を完売 土日の客層が明らかに変化した梅田の人気居酒屋「○秀(まるしゅう)」

寿司カウンター。職人に直接声をかけなくても、ネタが書かれた小さな札をカウンターに上げておけばOKという気軽なシステム。
コースの中の寿司盛り合わせ(イメージ)。魚介は室戸や播磨など全国の漁港から毎日仕入れしている。
「ポンパレ」での画面(6月9日時点で販売終了)。チケットは曜日問わず利用可能で、2時間制で設定した。
大阪駅前第一ビル1F。鮮魚を使った寿司や一品料理が食べられるとあって、界隈のビジネスパーソンには人気店として浸透。
店長の沖吉氏。『ポンパレ』の利用は今回が初。「ポンパレさんの営業の方の人柄が良かったこともあり、一度やってみようと決めました」。

梅田の寿司・海鮮居酒屋「北新地 ○秀(まるしゅう)」(梅田SDN、大阪市北区)が、リクルートによる事前共同購入型チケット「ポンパレ」を利用し、土日の集客強化に成功している。「○秀」は大阪駅前第一ビル1Fにあり、産地直送の新鮮魚介を使った寿司や100種近い豊富な一品料理が食べられる人気店。寿司カウンター席では、職人が一貫(一個100円~)から注文を受けて目の前で握るという安さや気軽さなども受け、平日は界隈のビジネスマンが店内の60席を瞬く間に埋めている。常連客が多く安定した営業で、課題があるとすれば土日の強化だった。オフィス街の中心地にあり、土日はほとんどの店がクローズする北新地にも近い場所柄、同店も土日の集客の弱さは否めず、以前から土日限定の飲み放題プランなども提示してきた。今回さらに「ポンパレ」を利用することで集客を確実にしたいという思いがあったという。チケットの内容は、大トロや生ウニ、しまアジなどの握り7貫の盛り合わせ「松デラックス寿司」、鶏ちりとり鍋、旬のおすすめ小鉢、枝豆、赤だし、これに1時間45分間の飲み放題がついたコース。通常5120円を51%オフの2500円に設定し、まずは30枚完売すれば取引成立とした。すると2011年6月7日から発売するやいなや、30枚は即完売。その後、1日あまりで1080枚のチケットが売れるという結果になった。店長の沖吉敏宏氏はこう話す。「これほど売れたのには驚きました。『ポンパレ』のお客様はおもに20~40代の女性やご夫婦、ファミリーなどで、現在、土日のお客様の30人ほどは『ポンパレ』からです。九州など遠方から来てくださる方もいて、これまでとはまったく異なる新しい層の開拓になりました」。店内には所狭しとメニューの張り紙があり、新規客には「次はこれを食べに来よう」とリピートの動機にも繋がっているという。「ポンパレ」の効果と影響力を感じるには十分な結果となっているようだが、沖吉氏は「喜んでばかりはいられない」と襟を正す。「6月頭に販売してからこれまで200枚近く利用してもらっています。残り約800枚が11月30日まで有効なのですが、計算すると1日6,7人くらいの方が『ポンパレ』のお客様。でも、ある1日に集中することもありますし、有効期間ギリギリになってどっとご予約いただくかもしれません。それでも、きちんとしたサービスを徹底していかないと」沖吉氏には「ポンパレでのお客様こそ大事に」という強い考えがある。格安のチケット利用とはいえ豪華なコースを楽しんでもらう以上、テーブルをゆったり使ってほしいと2名でも4名席へ案内。オペレーションに余裕があればサプライズ的な一品料理をサービスし、ちりとり鍋の辛さはお客の好みを聞いてから味を調節するという気配りも。「こちらが手を抜いているかどうかお客様は敏感に察していますし、料理の内容に見合う丁寧なサービスがあってこそ本当の価値を感じてもらえる」と話す。帰りはドアでのお見送りも忘れない。「“損して得とれ”の精神です。料理、接客、店内のオペレーションがしっかりとできていて、そのなかでお値打ちの料理を楽しんでいただく。それが大切だと思います。単に目先の売上を伸ばしたいという安易な気持ちで(ポンパレなどのチケットを)やると、店の弱さやほころびが逆に見えてしまうのではないでしょうか」

(取材=横田ちはる)

店舗データ

店名 北新地 ○秀 ※8月中旬「屯舎」とんしゃ に店名変更予定 
住所 大阪市北区梅田1-3-1( 大阪駅前第一ビル1F )
アクセス JR東西線「北新地」駅より徒歩2分、各線梅田駅より徒歩5分
電話 06-6344-2217
営業時間 月~土曜11:30~15:00、17:00~24:00、日曜・祝 11:30~22:00
定休日 無休
坪数客数 30坪・60席
客単価 2000円
運営会社 梅田SDN株式会社
関連リンク ○秀(食べログ)

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