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5月4日、JR大阪三越伊勢丹に「農場レストラン モクモク」オープン 運営するのは農業ビジネスの先駆け、三重県伊賀市のモクモクファーム

JR大阪三越伊勢丹唯一のビュッフェレストラン。料理に使われている野菜は店頭販売している。
ビュッフェメニューは約60種。野菜の煮物や揚物をはじめ、自家製ソーセージ、玄米や雑穀米、スイーツも揃う。
大阪駅ホームが見えるシチュエーション。全席禁煙だ。
三重県伊賀市出身の代表取締役・西川宏氏。「農業で社会貢献したい」と話す。

5月4日、JR大阪三越伊勢丹10Fにビュッフェレストラン「元気になる農場レストラン モクモク」が、オープンした。運営は、三重県伊賀市にある農業・畜産業の体験型レジャー施設「伊賀の里 モクモク手づくりファーム」(伊賀の里、代表取締役・西川宏氏)で、同社のレストラン部門では7店舗目となる。モクモク手作りファームは伊賀市の養豚農家20軒が母体となり、1987年に開園。自社による豚肉の加工販売からスタートし、一般向けに無添加ウインナーの手作り体験教室を始めたところ評判を呼んだ。現在、来場者数は年間50万人にのぼり、メディア取材や全国の自治体、農業関係者の視察依頼も殺到。注目される理由の一つは、地元で育った豚肉のウインナー手作り体験や農作業体験を通じての意欲的な「食育」への取り組み。また、多くの農産物の生産から加工、販売までを一貫して行い、農業の多様性と可能性を活かしたビジネスモデルを確立している点にある。レストラン部門もその1つという位置づけで、現在、東海地域で現在4ブランド、7店舗を展開している。今回、JR大阪三越伊勢丹側のオファーにより、「元気になる農場レストラン モクモク」で大阪初進出。レストラン部門を統括する西川氏は店舗展開の理由をこう話す。「4ヘクタール(4万㎡)の自社農場で育った野菜のおいしさを伝えることで、母体であるモクモク手作りファームのPRにつなげることが目的です」。店舗にファミリー層を直接呼び込むことが目的ではなく、あくまで店舗を通じて同ファームをPRして来場をうながし、農業への関心と理解をめざす。ターゲットは、子育て中の女性、野菜や健康に関心が高い若い女性というから、三越伊勢丹側への出店もうなずける。ちなみにオープン当日は200人が列をなし、現在も行列が絶えない人気ぶりだ。同店のビュッフェメニューは約60種。自社農場をはじめ、三重県、和歌山の契約農家で育てた野菜をふだんに使ったカラダに優しい料理が中心で、特に人気はサラダコーナー。野菜専用冷蔵庫を設置し、鮮度を徹底管理。「人参がこんなに甘いとは思わなかった」という驚きの声も多く、野菜本来のおいしさが味わえるとサラダ目当てで訪れるお客が少なくない。また、対面式で自社特製ハムやハムステーキなどを削ぎ切りで提供。店頭では、店内で食べられる野菜を約40種販売している。狙い通り、店舗でモクモク手作りファームの情報を知り、実際に訪れる人も増えているという。好調なスタートを切った一方、同社の目的は店舗を増やすことでなく、「思い」を広く伝えていくことだという。ファームを訪れる子供の中には、茶色の乳牛を見て「お乳からコーヒー牛乳が出てくるの?」と聞く子がいるそうで、西川氏は「このままでは日本の食文化自体がダメになってしまうのではないか」と危惧する。「親子にはもっと、動物の知識や食の大切さ、農作業の大変さと楽しさを、また、農業を志す若い方には、農業という分野でも発想ややり方次第では十分に食べていけるビジネスであることをわかってもらいたい。私たちが体現することで伝えていきたいです」

(取材=横田ちはる)

店舗データ

店名 元気になる農場レストラン モクモク
住所 大阪市北区梅田3-1-3 ( JR大阪三越伊勢丹10F )
アクセス JR各線大阪駅直結
電話 06ー6485-7778
営業時間 11:00~16:00(L.O15:00)、17:00~23:00(L.O 21:30)
定休日 不定休(JR大阪三越伊勢丹の定休日に準ずる)
坪数客数 100坪・110席
客単価 ランチ1850円、ディナー2500円(ランチ:中学生以上1851円、小学生1001円、3歳以上501円。ディナー:中学生以上2501円、小学生1301円、3歳以上501円)
運営会社 株式会社伊賀の里 
関連リンク 伊賀の里 モクモク手作りファーム

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