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東京の外食トレンド分析、ミナミ発の力強いコメントに沸いた 第6回「関西飲食ベンチャー経営者交流会」レポート

前回同様、100名近くの外食関係者が参加。
ワンダーテーブル取締役・秋元氏。「震災以降でも衰えない関西の飲食シーンの元気さには驚きました」
左から、寿幸・田中氏、SASAYA・細井氏、エンヤフードサービス・曽我氏。
第3部の交流会では、参加者によるマイクリレーが行われました。
何かと男気溢れる田中氏。「お客さんが来ないなら、来るまで店を開け続けるべき。寝る場所は店でいい」

 4月18日に、関西サードG主催第6回「関西飲食ベンチャー経営者交流会」が天満橋OMMビルにて開催されました。この交流会は、関西で活躍する創業間もないスタートアップ企業・店舗やキラーコンテンツを持つ若手経営者を対象とした交流と情報交換の場であり、飲食業界の活性化を目指し開催されています。第一部は、東京より株式会社ワンダーテーブル・取締役、秋元巳智雄氏を迎え「ワンダーテーブルの経営戦略と東京外食トレンド」と題し、講演が行われました。同社は東京やアジア圏で約100店舗を経営し、業態は単価2000円のバールから単価2万円のNYスタイルのレストランまでさまざま。サービス面での評価も高く、経産省より「第5回ハイ・サービス日本300選」に選ばれるなど、その他受賞歴多数の実力企業です。講演は、企業理念や事業戦略にはじまり、具体的な繁盛店へのノウハウなどじっくりと1時間強。2011年以降の社会全体の消費動向や注目ワードを挙げ、その上で東京における外食トレンドの現在と今後のキーワードを11項目にわたり紹介されました。なかでも大阪にはまだ少ないアイテムとして、パンケーキやガレットをピックアップ。低価格居酒屋戦争はそろそろ終わる!?という気になる発言も飛び出しました。後半は知っているようで知らない「東京と関西の外食規模の違い」。関東のおもな主要県と関西の主要府県とを比較し、外食マーケットの違いを具体的な数字で提示。単価はもちろん、坪数に対する規模感の違いなどの話には、参加者が熱心にメモを取る姿が見受けられました。第二部は、題して「OSAKAミナミからの風」。梅田駅周辺の商業施設オープンラッシュにともない何かと注目と話題が集まるキタ。それに比べ、ミナミは「地盤沈下」などと揶揄されるエリアになりつつもあります。そんな状況にあっても、際立つ個性で集客を伸ばす30代前半経営者3名が集まりました。登場したのは株式会社SASAYA・代表取締役の細井克司氏、株式会社寿幸・代表取締役の田中寿幸氏、有限会社エンヤフードサービス・代表取締役の曽我謙二氏。細井氏は千日前のディープエリア・坂町で焼鳥店「笹屋」やイタリアン「bambu」を、田中氏は宗右衛門町にて脅威の“8.5回転”串焼き店「鉄板神社」を、曽我氏は八尾の人気焼鳥店「えんや」を引っさげ、難波の座裏に出店。その活躍はこれまでフードスタジアム関西でも取り上げています。司会は、関西サードG幹事長である株式会社ワイズクルー・コーポレーションの山川博史氏が務め、それぞれの創業経緯や坂町や座裏といったディープな立地ならではのエピソードを引き出しました。オフレコのリアルな話も多く、会場はどよめきと笑いで熱気が上昇!なかでも注目を集めたのは寿幸の田中氏。福井県出身、元は土木関係で「社長になるため」に小さい店でも構わないと、4坪からスタート。直球勝負の経営スタイルが特徴で、2号店となる北新地店が「20席ほどで社員が10人いる」のは、もともとアルバイトで人件費を下げるという発想がなく、「全員社員なのが普通」と思っていたから。店に情熱を傾け自分のファンを作るという理念に共感できるのは社員でないと難しいという考えを話すも、会場の空気は“いやしかし、人件費はどうなん!?”と疑問の渦に。「だからそのぶん、気合と根性で稼がなければ無理」という熱い理論を展開された田中氏でした。今後について、細井氏は「若いスタッフの夢を叶えられる会社にしたい。彼らの意思を尊重した人ありきの業態開発をしたい」と100業態を夢に進む。曽我氏は「店舗数にはこだわらないが、あと2~3店は増やしたい。でも結局は人。人が育ってファンを作れないようでは意味がない」とコメント。田中氏は「人からよく、数年後の目標や数字設定を勧められるけど、まずそのとおりにはいかない。それより明日チャンスがきたらすぐ乗れる準備を毎日しておくことが大切。目標は100店舗ではなく、100年続く店作り」と、力強く発言されました。広い視点から分析した東京の外食シーンから、ミナミで力強い一歩を踏み出す雄たちの話まで、振り幅のある濃い内容になった今回の交流会。ベテラン経営者陣からは「情熱を感じた」「初心を思い出した」という感想も多く、非常に有意義な内容になりました。次回は、7月4日に開催予定。詳細は追ってお伝えしていきます。乞うご期待!【関西サードG 幹事会社経営者の皆様】幹事顧問●株式会社鳥貴族 代表取締役 大倉忠司氏幹事長●株式会社ワイズクルー・コーポレーション 代表取締役 山川博史氏副幹事長●株式会社未知インターナショナル 代表取締役 水本弥知秀氏主な参加者 順不同:トラオム株式会社 代表取締役 堀江新一氏/株式会社ワールドエイト 代表取締役 加藤由香氏/株式会社RETOWN 代表取締役 松本篤氏/株式会社ブルーコーポレーション 代表取締役 長谷川泰三氏/株式会社カームデザイン 代表取締役 金澤拓也氏/株式会社オベーションプラス 代表取締役 梅村雄士氏/有限会社蒲公英 藤田順也氏 等 【事務局企業】株式会社ルートアンドアクティベーション フードスタジアム関西編集部/株式会社イー・フードビジネス・サポート/株式会社クレドール/株式会社ツナグ・ソリューションズ/株式会社be love company/株式会社フォーオール

(取材=編集部)

店舗データ

店名 関西サードG主催 関西飲食ベンチャー経営者交流会
関連リンク 関西サードG

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