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京都の繁華街裏手にたたずむ「レストラン CAMERON(キャメロン)」落ち着いた大人のパーティー空間として支持を得、地域市民にも愛される店へ

明治初期の古い町家を改装した店舗。
吹き抜けで明るい客席。50名までの披露宴にも対応。
メニューは和洋折衷のアラカルト、コース料理がそろう。
蔵につながる中庭には和を感じさせる一角も。
2階にはソファ席や和室などバラエティに富んだ個室を用意。

藤井大丸の西脇を南に入り、河原町の喧騒から少し外れた静かな通りに、清潔感ある外観でたたずむ大箱の町家レストランがある。「レストランCAMERON(キャメロン)」。オープンして2年目を迎えた店舗は、休日はウエディングパーティー、平日は和洋折衷のコースを楽しむ人々で賑わう。運営するのはヒロ・スタッフエージェンシー(京都市下京区、代表取締役社長・川勝裕之氏)。京都地域での人材派遣業から始まった若い企業だ。彼らは「新たな市場を開拓し、未来につなげる企業をつくる」という企業理念のもと、一般消費者と直接接点を持つことが可能な飲食市場に新たに挑戦している。立ち上げ時、「どうせやるなら大きな勝負を」という代表の川勝氏の構想に沿って、立地より「大箱の町家」であることを優先して物件を選定。繁華街から少し離れているものの、現物件(明治初期の古町家)と出会った瞬間に、川勝代表の気持ちは決まったという。大がかりに改装し、店内インテリアはイタリアから直輸入のものにこだわった。ブライダル対応という点では他の会場と比較すると街中に近くインセンティブがあることと、さらに「この価格帯でのサービスとクオリティは京都ではどこにも負けていないと思う」と自負する「シッティングビュッフェ」は、スタッフによる取り分けサービスもつき、大人の落ち着いたパーティーにぴったり。その非日常のリッチさをウリにし、30~40代の心をつかんだ。ブライダルやパーティーで賑わい、それを見た一般のお客様が訪れるようになる。「もはや通過点ではなく、目的地店舗になれたと思っています」と同社取締役の藤田氏は語る。コース料理の利用が定番化したため、2010年12月からはアラカルトメニューも復活。コース以外の利用でのお客様も取り込み、集客アップを狙う。客単価は、ディナーはドリンクを入れて6000円前後、ランチは2000円前後。「一流料亭や高級レストランの敷居の高さを感じさせるのではなく、価格帯に対しての内容の満足感には自信があります」。日本料理の経験豊富な料理長、大手ホテルのブライダルマネージャー経験者の支配人、と最良の体制でお客様を出迎える。京都での新規の飲食開業、しかも立地は喧騒から離れた場所とあって、スタッフたちが重視しているのは地域とのつながりだ。スポーツ大会や地蔵盆などのイベントには、店舗スタッフも率先して参加。積極的にコミュニケーションをとり、前向きに協力していくことを楽しんでいる。そんな姿勢が愛されて、地域の人々も徐々に「CAMERON」のファンとなっていく。PTAの会合、近所の主婦層のランチ、50~70代の富裕層など、近隣住民のお客様の利用も増えてきた。京都の飲食業界関係者との会話での頻出語が「店長力」だという。飲食の大手が存在せず、個店が多いと言われる京都。人間の数自体も、大阪と比べて少ない。人数が少なければ、個人の財布のひもをどう弛めてもらうかだが、それを左右するのが、人を呼ぶ力を持っている人間の存在、「店長力」。店を引っ張って行く人間の「人間力」だという。リーダーシップをとる人間が、お客様が求めていることを察するスキルを磨き、パフォーマンスをあげていくこと。同社も「店長力」のある「強い店」の経営を目指し、次も自分たちの目の届く位置、京都近郊での店舗展開を考えている。現段階では、レストランよりカジュアルな業態であるダイニングキッチンや串カツ店などを検討中。イニシャルコストを押さえて、スタッフにどんどん成長の環境を与えていくことも目的のひとつ。「会社に賛同して一緒にやってくれる仲間にスポットライトが当たる、その対価として会社が利益を得る、ということが私たちの命題だと思っています」京都から挑戦を始めた彼らの今後に注目だ。

(取材=坂木 めぐみ)

店舗データ

店名 レストラン CAMERON
住所 京都市下京区橘町442
アクセス 阪急京都線河原町駅から徒歩7分
電話 075-351-2005
営業時間 11:30~15:00(L.O.)、 17:30~23:00(L.O.)
定休日 無休
坪数客数 86坪・84席
客単価 ランチ2000円、ディナー6000円
運営会社 株式会社ヒロ・スタッフエージェンシー
関連リンク レストラン CAMERON

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