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特集2

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目からウロコのお金の常識 成長が加速する飲食店経営とは?

「出店したいけれど、賢い資金調達法がわからない」「毎月の支払いで精一杯。出店計画もままならない」。オーナーをつねに悩ませる、お金の問題。今回は、飲食業に特化しているお金の専門家「ビーワンフード」に、知っておきたい資金調達の知識やリスクヘッジ、決算書のポイントなどをレクチャーいただきました。開業前の方も、10店舗、20店舗へと出店を考えているみなさんも、必読です!(聞き手:フードスタジアム関西編集長 今富信至)


融資を受けるためには、
独特のルールをふまえた決算書作成が不可欠


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▲会計士時代に金融機関監査の経験があり、銀行融資のロジックに大
変詳しい廣瀬氏。

●多角期(5店舗以上で、10店舗・20店舗を目指している、出店場所の広がり)になると、さらに店舗数を増やすためにお金を借りたい方が増えますよね。
この段階になると、「お金を借りるルール」に沿って経営を行うことが必要になります。銀行で借りる場合、ある程度の規模を超えると決裁権が支店長レベルではなく融資本部に回るんですね。まさに半沢直樹の世界です。そこで行われている融資のロジックやルールを、ほとんどの税理士さんは知りません。私は会計士時代に金融機関の監査をしていたので銀行本部とのコネクションがあり、融資資料の作成にも精通しています。そこまでわかっている会計士は国内で1割もいないのではないでしょうか。その中で独立している人間は数%。かつ税理士法人がベースで、飲食店に特化しているという会社は、当社のほかに見当たりません。
●ルールが大事というのは?

彼らのルールで重要なのはBS(貸借対照表、バランスシート)とP L(損益計算書)です。BSは未来への計画で、PLは過去の記録。税理士が税金対策を意識した決算書は一見よく見えますが、私の経験上、100社中95社の決算書が、資金調達目線が欠けてしまっています。確かに節税も重要ですが、借りることを考えるとバランスが大事ですよね。銀行融資に精通した当社でなら、BSとPLのバランスをとった借りやすい決算書を作成することができます。なお、資金調達専門のコンサルタントは資金調達目線になりがち。税務調査で困ることもあるので、資金調達の目線と税金の目線、両方のバランスが大切です。

 

●確かに、来年の事業計画をしていて、「これくらい出店をしたいから、税金はこれくらい払っておこう」と考えるのは、難しいかもしれません。

そのとおりだと思います。当社では、現状のPLやBSが銀行目線になっているかどうかの診断を5万円台から行っています。診断書という形で現状を「見える化」し、銀行のルールに基づき改善点を探すことで、口利きなどのふわっとしたものだけに頼らない、正攻法での資金調達を行っています。
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▲ビーワンフードが作成する、決算書の診断書(一部抜粋)。銀行融資を受け
られる体質になっているか、はっきりとわかる。(財務診断サービスに
ついてはビーワンフードへ問い合わせを)


●実際、どんなオーナーさんが相談に来られますか?

多角期での相談は少ないんです。なぜなら、資金調達という意味で損をしていることに気が付いていないからだと思いますね。今富さんはマラソンされますか?

●マラソンですか?短い距離だけでしたら何度か…。

フルマラソンを5時間で走っていた今富さんが、がんばって3時間で走ったとします。この結果や実績が、PL。でも「経営」というのは、3時間走ってボロボロになっていても、またすぐに走りだす必要がありますよね。そのゴール時点での身体の状態を元に、将来への可能性を表しているのがBSです。だから、むちゃくちゃなPLを作ると、BSもむちゃくちゃになる。そのことに気づいていただきたいですね。
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▲「会社を大きくしたいのか、個人の私財を蓄えたいのか。両方のバランス
を考えたアドバイスをさせていただきます」と廣瀬氏。拡大期、多角期に必
要なノウハウを凝縮した無料小冊子も配布している。(請求はこちらから)

 

●なるほど。店舗や会社の健康診断と、次に走るための体力作りのサポートですね。

そのとおりです。財務状況をよくしたいなら、個人のオーナーさんのクルマなどはBSにもPLにも負担がかかるため会社のお金で買わないほうが本当はいいんですね。とはいえ、個人の私財を蓄えるのも大切なことなので、会社の成長との私財の蓄えのバランスを考えながら、専門家としてアドバイスさせていただいています。とりあえず本部業務と税理士業務だけでも当社を利用いただければ、資金調達面で有利になるのは確かだと思いますね。

 

飲食経営の「出口」を考えたことがありますか?


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▲全国的に珍しい飲食業に特化した「お金」の相談。1店舗から100店舗
規模まで対応可能だ。


●飲食店では競合に優位に立つために、1年で25店舗、3年以内に200店舗目標など、一気に拡大したいオーナーさんもいます。


飲食業は真似されやすいビジネス。出店スピードを速め、ブランディングしていくには、お金を引っ張ってくるしかないですよね。まずは、お金の借り方として、銀行融資なのかベンチャーキャピタルか、卸業者さんに協力してもらうのかなどを考えたいところです。また、どこかの時点でFCに変わるのがベターだと思います。直営で増やし続けるとBSのボリュームが大きくなって、投資50億、借入50億という数字になり、リスクが高まりますから。なお、帝国データバンクの評点が51点以上になると銀行から営業が来る場合もあります。当社では、その評点を上げるお手伝いもしています。銀行が融資をしたくなる時期や内部事情にも詳しいので、お任せください。

●成熟期に課題があるとすれば?

成熟期に限りませんが、前もって「出口」を考えておくことでしょうか。どのくらいの店舗数でFCに切り替えるのか、上場するのか、売却するのか、あらかじめ道筋を立てておくことです。成熟期の成長曲線は右肩上がりではなく、緩やかな山型になりますから、頂上がどの時期にくるのか見極めが大切。売るなら、頂上の手前で売らないといけませんが、多くの場合はタイミングを見誤り、売ろうにも売れない事態になります。出口を考えるのは、何も大手だけではなく、1店舗のオーナー様にも大変重要。1店舗のみでは永遠に現場に立ち続けなくてはならず、出口がありません。ライフプランと合わせて、出店計画を進めることをおすすめしたいですね。

 

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▲オフィスでは、「お金」の基本がわかる少人数セミナーのほか、1時間無料相談も
行っている(写真は旧大阪オフィス)。セミナーの最新情報などはHP内の新着情報から

●顧客様で上場された会社はありますか?また、現在の顧客様の規模感はどのくらいでしょうか?

つい最近、宅配寿司「銀のさら」を運営されているお客様が上場され、現在はアドバイザーとして関わらせていただいています。それ以外にも現在、上場準備中というお客様もいらっしゃいますよ。ほか、お手伝いさせていただいているのは、大阪で有名なチーズタルト専門店「PABLO」を運営するお客様、ミシュランの星付きレストランを経営されていて海外にも出店されているお客様、4年で居酒屋を20店舗程度出店されているお客様や3年で複数業態を10店舗程度出店されているお客様などです。

●まさに成長過程にある人気店ばかりですね。


弊社の財務コンサルティングサービスをご契約いただいたお客様は、2年後の売上成長率が平均210%という数字が出ているんですよ。1店舗の相談から100店舗規模の上場のサポートも可能なのは、国内でも当社くらいです。とはいえ、20店舗までの企業様がいちばん当社の価値を感じていただけると思います。

●飲食店サポート事業を、今度どのように発展されていきたいですか?

より多くの財務データを収集し、売上予測のデータベース作成や出店のシミュレーション作りなどに役立てていきたいですね。そして、最終的に目指すのは、コスト削減や資金調達のお手伝いをはじめ、居抜き物件等の情報提供、人材紹介・人材育成、WEBマーケティング、海外進出などの総合サポート企業です。弊社は「超現場主義」なんですね。オーナー様やスタッフさんが現場(店舗)でのサービスに専念するためにでき得るすべてのサポートをしていきたいと考えています。
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●本日は誠にありがとうございました。
株式会社ビーワンフード
大阪オフィス:大阪市北区梅田1-1-3 大阪駅前第3ビル31F
東京オフィス:東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー15F

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