飲食店・レストランの“トレンド”を毎日配信するフードビジネスニュースサイト「フードスタジアム関西」

特集

1shunzai.jpg

新水産物流システム「SCOUT」を活用するアジアンダイニング、仕掛け人の旬材・代表の西川氏にインタビュー。


syunnzai_image.jpg

このシステムは株式会社旬材(吹田市広芝町、代表取締役・西川益通氏)が運営する新水産物流通システム「SCOUT」。約2年前から本格稼働し、現在日本全国の主要漁港90ヶ所以上の漁業者や漁協が参画。すでに1400店以上の飲食店、小売店が加盟していて、連日獲れたての新鮮で多様な魚介類を仕入れている。

 

ネット環境があればだれでも簡単に加盟できる同システムでは、各漁港のその日の水揚げの魚種や漁獲量、浜値をリアルタイムに把握、すぐに発注できる。オーダーされた魚介はヤマト便や全日空など提携のコールルートで即時発送され、翌朝には店に届く仕組みだ。このシステムの注目すべきポイントは、決済がネット上で済むことはもちろん、水揚げの詳しい内容を画像や動画、音声で確認することが可能で、さらに現地の販売者とメールや電話で直接やりとりできることだ。 

 

syunnzai_staff.jpg

まずは飲食店の現場ではSCOUTにより、どんな変化がおきているのか?一年前からこのシステムを活用しているという箕面市のアジアンダイニング「リー・ツァン・ティン」さんにお話を伺った。 「いまでは魚介の仕入れの軸は旬材さんのシステムです。毎日各漁港の水揚げ状況をチェック、良いものを見つけて週に三回ていど仕入れています」と料理長の貞広真一さん。

 

 

 

1syunnzai_pasokonnsousa.jpg「もともと魚釣り好きですから、珍しい魚を選びながら次のメニューを考えられるSCOUTは快感です」とSCOUTから発注をかける貞広料理長。画面では今日の朝獲れた魚のコンディションが映像で確認できるうえに、さらに電話などで販売者とやりとりができる。この素材が全国から翌日の午前中に届くのだから驚きだ。

 

 

 

 

次に同店の経営者である稲見育久さん(株式会社リ・ライフ代表取締役)に、導入のメリットについて聞いてみた。 「流通の間を抜いているので、新鮮な旬の魚介を安く、早く仕入れられるのはもちろんですが、全国の漁港の珍しい魚を手に入れられることが大きいです。とくに口の肥えたお客様に好評で、料理の重要な差別化ポイントになっています。ほかに2店あるうちの店でも、積極的にSCOUTを利用しています」とのこと。 産地とお店を直結させるSCOUTは単に素材の品質やコストだけでなく、メニューの構成にも大きな影響を与えているようだ。 

 

1syunnzai_restaurantshatyou.jpg「日本中の漁港から直接魚介類を仕入れられる、そのメリットは計り知れません。素材のコストや鮮度だけでなく、豊富な魚種をどう飲食の経営戦略に組み入れるか。SCOUTの戦略は弊社のこだわりのコンセプトに合致しており、これからも楽しみです」と稲見社長。 

 

 

 

 

 

syunnzai_tenpogaikan.jpg

 

アジアンダイニング「リー・ツァン・ティン」。新御堂筋沿い、箕面の繊維団地の中に位置し、口の肥えた顧客に指示されるプレステージ店だ。   
 

ページ: 1 2

特集一覧トップへ

Copyright © 2014 FOOD STADIUM KANSAI All Rights Reserved.