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編集長コラム

道頓堀外食シーンの行方。

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佐藤こうぞう

今富 信至


いつも関西飲食店オーナーズクラブFLAT6“エフロク”の開催会場の道頓堀の中心に位置する中座くいだおれビルに鳥貴族の341店舗目がOPENした。道頓堀を中心とする難波エリアは、東西南北の列車が乗り入れる梅田北側のグランフロント大阪、和歌山・奈良からの列車が乗り入れる天王寺のハルカスが今年OPENし、外食では不利な条件が揃い地盤沈下しているとされていた。しかし、賃料などの価格交渉がしやすくなり、実力のある外食企業は気にせずOPENしている現状もある。その中心部である道頓堀は大阪メッカの観光地であり、大阪を象徴する老舗から新興の外食店舗が軒を連ねるエリア。大チェーンでは無いが、全国にブランド名が轟いている店舗も少なくない。しかし、今年に入り東京からの進出が相次いだ。行列が話題の「俺のフレンチ・イタリアン」、まぐろで有名な「すしざんまい」、同じく海鮮系で「磯丸水産」、先日東証一部に上場した「塚田農場」などだ。鳥貴族 代表の大倉氏は「やはり大阪勢が道頓堀でがんばらないと」と言う。道頓堀はそれまでローカルエリアでの出店をしていた鳥貴族が2003年に初めて都心エリアに進出し、星野阪神のリーグ優勝もあり大ヒット。鳥貴族にとって直営・FC共に出店が大きく加速するきっかけとなった場所。大倉氏はインタビューでFCではなく“カムレード(同志)”という。鳥貴族は新たなFC経営者を求める事無く、創業に近い時期から協業した企業や独立者のみで直営店以外を出店している事で有名だ。「我々はこれからカムレードチェーンを目指します」と。同じ志を共にするカムレード経営者と2018年1000店舗チェーンへの新たな起爆となる事を期待したい。そしてまた、道頓堀はやはり観光客にとっても、地元民にとっても大阪の味が味わえる場所にあり続けて欲しいとも思います。 

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